インタビュー・コメント

サンピエールが復帰の意欲を示すもそれは相手次第

ジョルジュ・サンピエールが最後に戦ってから1年が経とうとしています。最後に戦ったのは昨年11月に開催されたUFC217でした。

これまで健康状態が良くなかったサンピエールは、2019年には戦いたいと考えているようですが、問題なのは対戦相手です。

彼は『MMA Show』で以前のようなモチベーションはないと語りました。

「それ(2019年に戦うこと)は大きなチャンスだ。時に私は戦いたいと思うし、戦うことに非常に興奮している。私の中にある闘争心はいつも戦いたいと思っている。自分にはそうできることはわかっているし、できないのではない。私は今最盛期にいるのだからね。しかし時に以前とはモチベーションが異なっているとも思っているんだ」

「もう一度列に並んで別のタイトル獲得に向かうだけの意欲はない。これについてはもう終わった。何年もそれをやってきたからね。だからキャリアの中で違うことをしたいと思っているんだ」

現在所属しているファイターでサンピエールとの対戦に最も値する選手の一人にライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフがいます。

ヌルマゴメドフは今月のUFC229でコナー・マクレガーを相手に防衛に成功したばかりです。サンピエールはヌルマゴメドフや現ウェルター級チャンピオンのウッドリーについても語っています。

「ハビブはマクレガーとの試合前に私と戦うことに感銘を受けたことを知っている。試合前には多くのコンテンダーがいた。しかし私はUFCが155ポンドタイトルをかけた試合を望んでいないと思っている。もし実現しても、彼らは私が再びタイトルを手放して去っていくことを望んでいない。だから私はその試合が実現するとは思わないんだ」

「最初に何かをすることができるときが、最も私を興奮させることだといつも言ってきた。彼は素晴らしチャンピオンだ。レガシーの点で考えると、現時点でハビブよりも優れたレガシーを持つ選手はいないと思うね」

「タイロン・ウッドリーの最後のパフォーマンスは驚くべきものだった。彼はとても上手くやっている。ビッグネームになろうとしているね。しかしこのスポーツでレジェンドになるためには、1日で成し遂げられるものではない。私と同じだけの名声が欲しければ、9回の防衛を果たすべきだ」

これまでと同じことをするモチベーションはなく、もし復帰するなら1回限りのビッグマッチになるのかもしれません。

「ビスピンとの試合は異なっていた。それはスーパーファイトだった。それは私が求めているものだ。私が戦うなら、スーパーファイトじゃないとね。だから目新しい選手とは戦う気がしないし、ビッグファイトをして素晴らしいレガシーを築きたい。一人の選手として復帰してタイトルを何度も何度も防衛することはやりたくないんだ。私はウソをつくことはないよ。それをするだけのモチベーションはない。ウソをついてやる気のあるフリをすることはできるけど、私はそうしたくはないからね」

(MMA Show)