当初元UFCフライ級チャンピオンのデメトリアス・ジョンソンが、無敗のONEチャンピオンであるベン・アスクレンとトレードが交渉されていると報じられたとき、MMA界に大きな衝撃をもたらしました。
両者とも各団体とまだ契約を残している状態だったため、それぞれの団体が一度契約解除を行って異なる団体と新しく契約を結びなおすのはかなり異例とも言えます。
ジョンソンは日曜日に行われたカンファレンスコールで、ONEに加わりたいと望んでいた動機とそこに行く必要性について語りました。
「結局のところ、私はまだ自分がかなり若いと感じているし、何か違うことにトライしてみたかったんだ。私は常に世界をまわって戦いたかったし、実際PRIDEなどのアジアのMMAを見て成長してきた。新しい階級でアジアを旅するチャンスを得ることは、私にとって諦められないことだったね」
「私の最後の試合の後、(ジョンソンのマネージャーの)マルキとファーストラウンドマネージメントを去る必要があったから、私は彼にそれができると思う?って尋ねたんだ。すると彼は何でもできるさって言ってくれた。そして実際に彼はそれを成し遂げてくれたから、今私たちはここにいる。私は全てが正しい場所に上手く収まってくれたことに感謝しているよ。今私はONEの選手だ。これから何が起こるか楽しみだね」
マネージャー以外にもジョンソンにとっては長年のコーチのマット・ヒュームが、ONEのバイスプレジデントとして働いています。しかしジョンソンは多くの人が関わったからこそ実現したトレードだと語りました。
「それは良いことだけど、今回は私だけで決めたわけではなかった。多くの人たちが関わっているんだ。ファーストラウンドマネージメント、ONEチャンピオンシップ、チャトリ(ONE代表)、マット・ヒューム、UFCなど多くの人たちが集まったことで実現したことだ。そしてベン・アスクレンもね。だから私はそれが素晴らしいことだと思うし、もし選手たちが異なる団体とトレードによって戦いたいって思うのなら、その選択肢を検討するべきだと思うよ」
(mmafighting)