インタビュー・コメント

クリス・サイボーグ「敗北はいつでも起こり得るものだ」

UFC232ではクリス・サイボーグがアマンダ・ヌネスに51秒で敗れ、これまで保持してきた女子フェザー級タイトルを失うことになりました。

試合後の記者会見でサイボーグは、キャリア最初の試合にも負けたことを引き合いに出し、負けは起こるものだと語っています。

「最初の頃に私がMMAの試合をしたとき、第1ラウンドで負けている。6ヵ月間のトレーニングをしたけど、最初の試合で敗れてしまった。この日以降、私はさらに一生懸命トレーニングを重ね、13年間無敗を維持してきた。でも決して無敵になったとは言っていない。負けることは絶対にないとは言ったことがなかった」

「私はハードワークをする。この試合のために全てを尽くした。一生懸命トレーニングを行った。できる限りのことはやってきた。それでもそれは起こってしまったし、今日は私の日ではなかったから負けてしまった。それは試合をすれば起こるものなんだ」

「24時間負けたことについて考えるが、それでおしまいだ。ジムに戻って再びトレーニングを行う。私には(エヴァンゲリスタ)サイボーグ、ヴァンダレイ(シウバ)、(ファブリシオ)ヴェウドゥムのような人たちが前例としている。彼らは全員負けを経験した。そして私はキャリア最初の試合で負けている。これがさらに成長させてくれるよ」

サイボーグはオクタゴンで負けた後にマイクでファンに向かって話したかったようですが、それはさせてもらえなかったと語ります。

「彼らは私をケージから追い出したんだ。私はこのスポーツのために多くの貢献をしたんだから、その行為は非常に失礼だと思う。私は自分のファンにあいさつしたかったし、大丈夫だと伝えたかった」

サイボーグはヌネスが史上最高の選手になったのかという話については反論するものの、ヌネスの実力については認めています。

「アマンダは良かったし、だから彼女は今日勝った。しかし彼女は4試合の負けがある。そして私には負けが2つだ。どうして彼女が最も優れた選手だと言える?そして彼女は対戦相手と再戦さえしてこなかった。私は再戦することができる。史上最も優れた選手というのは、決して負けない選手のことなんだ」

「アマンダは常にそれを証明しなければならなかった。彼女はロンダ(ラウジー)に勝ち、多くの選手たちを破ってきた。私は彼女が本来されるべき評価がされなかったんだと思っている。おそらく今回の勝利で彼女は評価されるだろう。おそらく今日神は私ではなく彼女を祝福したんだ」

サイボーグはヌネスとのリマッチについて興味を示しています。

「もちろんダナ・ホワイトがやりたいのであればいつでも私は再戦できる。私は戦うことが大好きだ。そして今回の負けが戦い続けるためにさらに私の心に灯をともし続ける。(2014年にムエタイの試合でサイボーグを倒した)ジョリーナ・バースともまた再戦したいと思っている。私はいつもこう言っているが、私がMMAで戦うのをやめたときムエタイへ行って彼女と再戦したい。私がケージに足を踏み入れて何かを証明したいとは決して言わない。私はもっと成長したいんだ」

(mmajunkie)