昨年末に開催されたUFC232では、バンタム級チャンピオンのアマンダ・ヌネスがフェザー級チャンピオンのクリス・サイボーグを1分かからずノックアウトし、史上初となる女子2階級でのチャンピオンとなりました。
ヌネスは最近ポッドキャスト『UFC Unfiltered』でサイボーグ戦について語り、数回パンチを受けた後に聞いていた話よりも全く心配する必要はないと感じたことを語りました。
「彼女は私に全然ダメージを与えなかった。実は彼女と初めて接触したとき、私は彼女に全くパワーがないことに気づいたんだ。そして私は手を下ろして、もっと頑張れよって言ったんだ。私が手を下したときに彼女がパンチを打ち始めたのをあなたが気づいたかどうかはわからないけど、彼女が激しくパンチしてきたことより、彼女のパンチがどれほどすごいのかと聞いていた話の方がもっと怖かったよ。彼女のパンチは強烈でノックアウトできるパワーを持っているとたくさん聞いてきたからね。彼女が打撃をしてきたときに私は頭を動かしたけど、それは彼女のパンチが強いからというよりもヒットされることを恐れていたからなんだ」
ヌネスが圧倒的な勝利を収めたことでUFC代表のダナ・ホワイトはリマッチを否定しており、ヌネスもすぐにサイボーグにはしばらくリマッチ権を与えることはしないと語っています。
「サイボーグはもし準備するために1年以上かかる場合、私との試合を望まないと言っていた。そして今、私は彼女がリマッチを望んでいるとは思わない。なぜなら私は再び彼女と戦うために2年間を求めるつもりだからだ。彼女は私が戦うための準備に1年以上求めていると言っていたけど、実際彼女はそんなに待つことはなかった。彼女は試合をしないで待つつもりはないんだ。しかし今私はリマッチのために2年間を求めている」
現在バンタム級とフェザー級の2つのタイトルを保持しているヌネスは、今後はこれまで防衛し続けてきたバンタム級のベルトを防衛するつもりだと語っています。
「当初から持っていた私のベルトを防衛するつもりだよ。確実に次は階級を落としてベルトを防衛するだろうね。私のディビジョンにいる選手たちは私のことを待っているし、今後何が起こるかはそのうちわかるよ。でもサイボーグが2年間も待つつもりだとは思わないけどね」
(mmafighting)