インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー「自分にとってチャンスだ」

先日ジョルジュ・サンピエールが引退を発表した後、ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフは対戦を呼びかけましたが、それに対してダスティン・ポイエーはUFCにリリースを求める発言をTwitterで行っていました。

ところが状況が大きく変わり、その後UFC236ではマックス・ホロウェイとの暫定ライト級チャンピオンシップが組まれることになりました。

これについてポイエーは『MMAjunkie』のインタビューで次のように語りました。

「どうなっているのかわからないんだ。決定を下していないし、何が起こったのかさえ知らないよ。正直なところ、この数ヵ月間は本当に何も知らなかった。私は現在トレーニングのために7週間南フロリダにいる。それは何かを準備するためのトレーニングキャンプではなく、ただ学ぶためのものだよ。大きな何かがやってくる気がしたから、ここに留まることにしたんだ。このために連絡をもらったから良い状況になったよ」

暫定ライト級タイトル戦には当初ポイエーではなく、ランキング1位のトニー・ファーガソンが予定されていました。それについてもポイエーは言及しています。

「もともと彼らはマックスとトニーを望んでいたが、その後彼らは私に連絡してきたんだ。彼らはたくさんの計画を立てておらず、ギリギリになってようやくマックス対トニーをまとめようとしていたんだ。その後彼らは私に対して、もし何らかの理由でマックスがいなくなればトニーと暫定をかけて戦うことになり、何らかの理由でトニーが出れなくなれば暫定をかけてマックスと戦うことになると言っていた。どうやらトニーはそれが適切なタイミングでの試合だと思わなかったのか、もしくは彼に何かあったみたいだ。正確なことはわからないよ」

「私はなぜ彼が試合をしようとしなかったのか理由を見つけ出そうとはしているが、正直言って気にしていない。彼と彼の家族には全てが上手くいくよう願っているが、これは私にとってのチャンスだからね」

対戦するホロウェイとは2012年に一度対戦しており、そのときはポイエーがサブミッションで勝利しました。しかしそのときと今とではお互いに完全に別の選手になったと語っています。

「私たちはどちらも全く別の選手になっている。私たちが最初に戦ってからもう一度戦うまでに7年以上が経っている。あのときはお互いに幼かったからね。世界のトップ団体で戦ってきた7年間はまたとない経験だった。7年間でこのレベルで戦いたいと願う人たちは多くなったよ。私たちはどちらもまだ比較的若い。私たち2人合わせてUFCでの40試合以上の経験を経て戦うことになると思うから、とてもハイレベルな戦いになるだろう。それに彼は世界チャンピオンだからね」

「私は彼をとても尊敬しているんだ。でも私は若いときに彼を一度倒している。今回は全く異なる試合だけど、もう一度それができると確信しているよ。現時点までの彼のキャリアには興奮しているんだ。彼は飛躍してベルトを防衛するようになっているし、人々は彼について話題にしているね。ブライアン・オルテガと対戦したときも素晴らしいパフォーマンスだった。人々は毎回彼にはそのパフォーマンスを期待している。そしてそれが私にとって自分ができることを示すチャンスを与えてくれることになるだろう。自分がどれほど良い選手かを示せるチャンスに興奮しているんだ。最も高いステージで、最も高いレベルでみんなには私の素晴らしさを見せていくよ」

(mmajunkie)