元バンタム級チャンピオンのTJディラショーは、先日USADAによるドーピング検査に陽性反応となり、2年間の出場停止処分を受けました。
しかもディラショーはEPOによる陽性反応だったため、故意に使用していたとしてMMA界に大きな衝撃を与えました。
現在バンタム級ランキングで1位になっているマルロン・モラエスは、『MMANews』に対して、ディラショーのニュースにショックを受けたことを明らかにしています。
「それは信じられない話だった。私たちは彼が本当にファイターとして優れているのかどうかはわからない。私たちはグッドシェイプになりたいと思ったり、コンディションを良くしたいと思って毎回キャンプを行うし、それは難しいことなんだけど、彼はそれについて全く心配していなかった。もし彼が今不正をしているんだとしたら、以前からそうだったんだろうね」
「彼はメディアでベルトを放棄すると言っていた。私は彼が単にファンを騙そうとしていたんだと思うけど、それによって結局のところ何が起こったのか?彼らは彼に出場停止処分を下し、私は彼を裁くことはできないけど、彼は今自分がしたことの代償を払わなければいけなくなったんだ」
ディラショーはUSADAから2年間の出場停止処分を受けましたが、モラエスは不十分だと語ります。
「2年では足りないよ。私の考えでは、彼がやったことは本当にひどいものだったから全く十分ではないんだ」
「彼はシステムを欺いていたが、それは初めてではなかった。今では全員がUSADAの検査を受けているが、彼がやっていたことは初めてではなかったんだ。私は彼がUSADAがいる前からそれをやっていたんだと思うよ」
なおマルロン・モラエスは、6月8日に開催されるUFC238でフライ級チャンピオンのヘンリー・セフードと空位となっているバンタム級タイトルをかけて戦う予定になっています。
(MMANews)