以前コナー・マクレガーと対戦の噂があったドナルド・セラーニは、結局この試合が実現しなかったことから、今週末に行われるUFCファイトナイトでアル・アイアキンタと対戦することを選びました。
セラーニは今週木曜日(日本時間金曜日)に行われたメディアデーで記者団に対して、マクレガーとの試合からベルト獲得へ方向転換することを明らかにしました。
「その試合を実現することは難しいことだ。特にこの試合については、私たちはコナーを待つつもりだと言い、彼は同意した。私たちは戦うことになっていたが、その後彼がもっと時間が必要だと言ったんだ。私たちはこれ以上はもういいやって感じだった。私は戦うことだ大好きだ。だから座って待っているのはイヤなんだ。もしも試合が実現するならば、喜んで引き受けるよ。でも今私たちはベルトを追いかけるつもりだ。それは私が最後にやらなければいけないことなんだ」
コナー・マクレガーと対戦することになると多くの人は多額の報酬が支払われると認識していますが、セラーニは必ずしもそうではないと語ります。
「私はこの報酬の話については知らないんだ。みんなマクレガーと戦うってなると、多くの報酬を得るだろうって思うだろう。私たちは契約中なんだ。それに今はESPNとの関係で、ペイパービューの購入はすでに終えている。それは私たちが手に入るものではないし、だから大きな誤解だよ。コナーには支払われるかもしれないけどね。カウボーイも少しは盛り上げるかもしれないけど、それは私にとって1000万ドルを稼げる夜ではないんだ」
(補足：3月にUFCとESPNが新たに契約を締結。それによってUFCはスター選手に頼ることなくペイパービューでの稼ぎが保証されている。またそれによってUFC236からアメリカ国内のペイパービューはESPN＋で独占配信になっている。そのためアメリカ国内のペイパービュー購入希望者はESPN＋に加入する必要がある。ペイパービューの購入は1イベントにつき59.99ドルで以前と比べて5ドルほど安くなっている)
マクレガーとの対戦がなくなったセラーニですが、その代わりライト級タイトルを獲得したいという新たな目標を設定しています。
「私はこのベルトを手に入れる必要がある。それこそが本当にお金を稼げるところだ。そしてお金とは別に、私は戦うことが好きなんだ。年に3、4試合戦っている。トレーニングキャンプも楽しんでいるよ。今はその過程にいて、私が終えたときにその楽しみを失うことになる。でも今私はその最中にいるし、それが大好きなんだ」
(mmajunkie)