UFCストックホルムでアンソニー・スミスに敗れたアレクサンダー・グスタフソンは、試合後に『the show is over』と語り、手にはめていたグローブを外しました。
これは事実上引退宣言となりましたが、あまりの突然だったためにそれを見ていたファンからは疑問の声が挙がりました。
しかしグスタフソンは試合後の記者会見で改めて引退について語っています。
「ほとんど決まったも同然だと感じている。もしあなたの中でそうは思えないのであれば、それは仕方がないことだ。私は3回のタイトルマッチを戦ったし、私が言ったように素晴らしい道のりだった。これで終わりだよ」
グスタフソンは引退した理由について、タイトルマッチに3回敗れたことに加えて、今回のスミス戦に敗れたことが原因であると語りました。
「お金やそれ以外の理由でこれをやりたくはないんだ。私はベストな選手になって、ベストな相手を倒したいと思ってこれをやってきたし、もしそれができないのであれば仕方がないことさ。私はジョンに敗れて、それが3回目のタイトル戦だった。それにあの試合で少しケガをしたから、自分の能力を示すことができなかったと感じたんだ。それでも私にはまだいくつかの希望を持っていた。そしてこのアンソニー・スミス戦が素晴らしいカムバックになり、再び上昇していくだろうって感じていた」
「しかし今、私はアンソニーにも負けてしまった。もはや自分の中では勝てないって感じている。これまでに3回のタイトルマッチに敗れてしまっているから、それが自分自身への確信になったんだ」
引退を決めたグスタフソンは次に何をするのか?と尋ねられたとき、しばらく止まったのちにこれまでのキャリアを振り返って次のように語っています。
「私は世界中を旅してきたし、とても良い場所をたくさん見てきた。私の人生にはたくさんの新しい友達がいるんだ。UFCとこのスポーツのおかげで今日私が生活できていることに満足しているしハッピーだよ。私はこのグローブで2つの良い勝利を挙げたし、残りの人生でも一緒になるだろうね。それは素晴らしい旅路だったよ」