インタビュー・コメント

アマンダ・ヌネスが引退発言を撤回した理由を語る

今週末に開催されるUFC239では、アマンダ・ヌネスがホリー・ホルムとバンタム級タイトルの防衛戦を行います。

ヌネスは今週行われたメディアスクラムで記者団に対し、ホルムとの一戦についての意気込みを語りました。

「ベルトを勝ち取り、タイトルを守り続け、歴史を作り続けなければならない。これは素晴らしい試合だ。私はこの道を歩み続けるだろう」

ヌネスはホルムに対して一切油断をしていないと語ります。

「5ラウンドを戦う準備をしている。私たちはすぐに勝てると思ってケージに入ることはできないし、そうすればノックアウトされることになるだろう。だから私は5ラウンド戦う準備が出来ている。判定でこの試合に勝つことも想定しているよ。立ちでもグラウンドでも準備が出来ている。もちろん、私は彼女をノックアウトしようとするだろう。しかしこの考えにこだわってはいないということだ。チャンスは間違いなく試合中にやって来る。そして私はそれを利用する準備が出来ているよ」

「ホリーはこの階級のベストな選手と戦ってきた。試合に負けようとそうでなかろうと、彼女はいくつものメインイベントに出場し、クリスと戦ってタフな試合をしたり、ロンダを打ち負かしたりしてきた。最近彼女は勝ちに恵まれていないが、前回の試合が終わったときにこの階級を見ると、他に戦う選手がいなかったんだ。ホリーにはボクシングやUFCでチャンピオンだった歴史がある。そう考えると、私のベルトを防衛するのには良い選択肢だよ」

「ロンダ・ラウジーに勝ったのは私たち2人だけだ。そして似たような歴史を持っている。ホリーと私はいつも自分の試合でアンダードッグだったんだ。だからこの試合は意味のある試合であり、みんなにとっても素晴らしいショーになるだろう。そしてその直後に新しいコンテンダーが現れて、ストーリーは続いていくんだ」

またフェザー級タイトルも保持しているヌネスは、クリス・サイボーグとの再戦について尋ねられ、次のように語っています。

「私の焦点は土曜日にあって、クリスについてはこの試合の後に話をしよう。集中し続けることが重要だ。この試合の後に私が新しいベルトと一緒に記者会見で座っているときにそのことについては話すよ」

今年2月にUFCフォルタレザでヌネスは引退について語ったものの、最近の『ESPN』とのインタビューでホルム戦のあとも試合を続ける意思を示しました。

ヌネスは心境の変化があった理由についても言及しています。

「私の母が話にやって来て、引退するように私に頼んだんだ。最後の試合は私にとって大きなものだった。試合に向けた準備は私にとっても彼女にとっても非常にヘビーだったね。クリスはこの世で最も恐れられたファイターだったし、私が階級を上げたことで母が本当に心配したんだ」

「引退を語ったインタビューは母と話をした直後に行われたが、アメリカに着いたとき現実を見つめたんだ。“私はファイターだ。戦うのをやめたらどうする?勉強?サッカー?いいや、私は31歳でケガをしていない。手術を受けたこともない。だったらこのまま続けよう”って考えた。これで私は気が変わったんだ。かなり早く変わったね」

なお7月6日に開催されるUFC239ではその他に、ジョン・ジョーンズ対チアゴ・サントス、ベン・アスクレン対ホルヘ・マスヴィダル、対ヤン・ブラホビッチなども予定されています。