インタビュー・コメント

ジョン・ジョーンズがコーミエとの試合に言及

週末にラスベガスで開催されたUFC239のメインイベントでは、ジョン・ジョーンズがチアゴ・サントスを判定で破り、タイトル防衛に成功しました。

しかし試合はスプリット・デシジョンとなったことに対して、ジョーンズは試合後の記者会見で次のように語っています。

「こんなはずじゃなかったって感じだ。ただ試合には勝ったと確信していたよ。コーチは私にウソをついたことはなかった。私たちは毎ラウンド勝っていたと思っている。正直なところ、そのような試合をして非常に感謝しているんだ。とても謙虚な気持ちだよ。それは私により学び、よりハードワークをして、より真剣に試合をするように駆り立ててくれるんだ。今夜は私にとっては良い警告だったね」

試合で足を痛めたために試合後は車イスで移動していたジョーンズは、試合中ほとんどテイクダウンをすることがありませんでした。

終始打撃によってサントスに攻撃をしていたジョーンズは、テイクダウンをしなかった理由について、相手の得意な状況でも勝利するという個人的なプライドがあったと語っています。

「それがレベルの低いパフォーマンスしか出せなかったと言うのは、チアゴと彼の素晴らしいチームに対して失礼に当たるだろう。彼はムエタイの黒帯を持っている。そして彼は長い間それをやっているんだ。私は彼が得意とするところで戦って、その結果足を痛めることになった。だから私がまだチャンピオンでいることにとても感謝しているよ」

「正直言って、私のプライドは損なわれていないと思っている。それは立ったまま戦う非常にチャレンジングな試合だったね。テイクダウンによって彼に満足感を与えるつもりはなかった。だから私は立った状態で攻撃しながら、彼の強力な打撃を避けるために25分間集中を保ち続けたんだ」

UFCライトヘビー級タイトルを防衛したジョーンズは、これまで何度も聞かれてきたダニエル・コーミエとの再戦について言及しました。

ジョーンズは、もし8月のUFC241でコーミエがヘビー級タイトルを防衛することができれば、実現する可能性はあると言及しています。

「間違いなくね。私とダニエルはどちらも同じことを話している。それはスーパーファイトになるだろう。これまで実現しなかった唯一の理由は、UFCのスケジュールが問題だったと思っている。もしUFCの準備が出来たとき、彼らは私たちにアプローチをするだろう。そして適切な報酬が支払われれば、ダニエルも満足するだろう」

一方でもしスティーペ・ミオシッチがコーミエに勝利すれば、ジョーンズはミオシッチとの対戦を検討すると語っています。

しかしたとえヘビー級でミオシッチと戦ったとしても、あくまでもライトヘビー級が主体であるとも言及しています。

「間違いなく私はスティーペと戦おうとするだろうね。私はダニエルに対するコツを知っているから彼と戦いたいと思っているが、スティーペとも戦いたいと思っている」

「でも私のパッションはライトヘビー級にある。今登り詰めている選手はいっぱいいるし、まだやるべきことがたくさんあるんだ。人々はいつも私に、この階級で成し遂げたと言っている。でも私はそういう見方をしていない。全てのファイターに感心しているんだ。そういう選手がまだとてもたくさんいるからね」