UFC239ではベン・アスクレンがホルヘ・マスヴィダルと対戦したものの、UFC最速となる5秒でノックアウト負けとなりました。
このアスクレンの敗戦に対してチームメイトであり、トレーニングパートナーでもあるタイロン・ウッドリーは、どんなアドバイスをしたのかと尋ねられました。
ESPNが主催した『ESPY award』に出席したウッドリーはレッドカーペットで次のように語っています。
「彼とは少し話をしたよ。彼は競争相手だ。彼の健康状態が良いことを確かめるために連絡したけど、そっとしておくつもりだよ。私たちはみんな自分のやり方で課題に取り組まなければならない。もしそこから何も学ばないのであれば、それは損失になる。だから彼が課題を学ばなければいけないのを私が助けることはできないんだ。彼も鏡を見て悔しい気持ちになることもあると思うよ。でも彼がどんな教訓からでも学ぶことができれば、それが彼をより良いファイターにすると思うんだ」
次期挑戦者候補の一人だったコルビー・コビントンは、すでにロビー・ローラーとの試合が決定しています。
コビントンがタイトル戦以外の試合が決定したことで、ウッドリーは次のタイトル挑戦者は自分が相応しいと主張しています。
「今起きていることはとても奇妙だと思う。コルビーがロビーと戦うのはおかしなことだ。それに私がロビーと再び戦う予定だったことでさえもちょっとおかしなことだったからね」
「私とウスマンがもう一度戦うべきだと思う。健康状態も良く、手のケガも回復しているからハードなトレーニングをしている。ここに来る前にもトレーニングをしていたんだ。要するに、そのベルトを取り返す準備が出来ているということだ」
またウッドリーは他のUFCチャンピオンがすぐに再戦を与えられたことからみても、自分の成績であればタイトル挑戦が与えられるべきだと語っています。
「コルビーは昨年6月以降試合を行っておらず、彼は自分のカメラ付き携帯電話を使って呼びかけている。コルビーが何もしないで待っていたという事実を考えると、彼(ウスマン)が負傷したことによって人々が振り返って考える時間を取れたことは本当に重要だと思う」
「タイロンは全てのベストなウェルター級ファイターを倒していて、No.1コンテンダーに勝利し、タイトルを4回防衛している。ロビー・ローラーにはほんの一瞬で勝利した。これは歴史的なことであり、試合に敗れた彼は悪夢を見ることになったんだ」
「ヨアナ、コーディ・ガーブラント、ロンダ・ラウジー、ホリー・ホルムが負けたときには、すぐにタイトル戦線に復帰するのを見てきた。だからファンが優しく私の気持ちを代弁してくれるといいよね」
なおウェルター級チャンピオンのウスマンは膝の手術から回復しており、年内の復帰を目指しています。