インタビュー・コメント

ジャン・ウェイリー「中国でのPPV開催を望む」

8月31日には中国の深圳でUFCファイトナイトが開催され、メインイベントではジェシカ・アンドラージ対ジャン・ウェイリーによるストロー級チャンピオンシップが行われました。

母国である中国出身のウェイリーはこれまでキャリア19勝1敗と驚異的な戦績を残してきましたが、勢いそのままにアンドラージをわずか42秒でTKOで下し、新UFCストロー級チャンピオンとなりました。

試合後の記者会見でウェイリーは、他のストロー級選手が今後彼女との試合を断るのではないかと尋ねられ、次のように答えました。

「私はチャンピオンだから、みんな私と戦いたいと思っているはずです。私はベルトを何度も防衛することができるでしょう。おそらく長期的にね。なぜなら私は全ての対戦相手のことを非常によく理解しているからです。だから彼女たちを打ち負かすことができるはずです」

チャンピオンになったことでウェイリーは、今後母国でのペイパービュー大会の開催を望んでいると語りました。

「ペイパービューイベントに出たいと思っていますが、中国でもまたペイパービューイベントを開催して欲しいと思っています。これが私の願いです。もしダナがアメリカで望んでいるのであれば、それでも問題ないですが、前回私のコーナーにいるスタッフが来れなかったので、コーナーにいるスタッフ全員のビザを取得してください。ビザの問題が原因で何人かのスタッフが来れませんでした」

ウェイリーは今後ストロー級だけでなく、フライ級のチャンピオンであるシェフチェンコに挑戦するために階級を上げる可能性もあるとしています。

「私なら間違いなくできるでしょう。ファイターとして私は常に自分自身にチャレンジしたいと思っています。私は全ての素晴らしいファイターと喜んで戦いたいし、彼女たちに挑戦したいですね」

かつて2015年11月にロンダ・ラウジーがホリー・ホルムに敗れたことで世界に衝撃を与えましたが、今回のウェイリーの勝利もまた中国にとって歴史的な瞬間となりました。

ウェイリーはファンだったラウジーを引き合いに出して、これから自分のレガシーを築いていくと語っています。

「私はロンダ・ラウジーの大ファンだったので、あの試合は私にとって胸が張り裂ける想いでした。でも全てのファイターがそれぞれの時代を築いているので問題ありませんでした。ロンダ・ラウジーには彼女の時代があり、その後彼女は別のファイターにベルトを明け渡しました。まさに私のようにね。今回私はジェシカ・アンドラージからベルトを獲得し、彼女は私にベルトを明け渡しています」

「私はさらに良いファイターだから、彼女は喜んで私にベルトを渡してくれたと思っています。私は長い間ベルトを守り続けるつもりだけど、その後私よりも優れたファイターがいるのであれば、その選手がベストなのだからこのレガシーベルトを彼女に明け渡すつもりです」