11月2日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されるUFC244では、ケルヴィン・ガステラム対ダレン・ティルが行われます。
これまでウェルター級で戦ってきたティルにとっては、この試合で一つ上のミドル級へ移行することになります。
しかしガステラムは当初、ティルとの試合について受けたくなかったようです。それでも最終的に受け入れた理由について、『MMA Junkie』のインタビューで次のように語りました。
「最初は、彼が2連敗中だったからこの試合を受ける価値があるかどうかわからなかったんだ。私はまだタイトル争いの中に加わっていると思っている。だから私はトップ選手の誰かと対戦するべきだと考えているんだ。でもマディソン・スクエア・ガーデンで戦いたいからね」
「対戦相手が誰なのかをよく考えたんだ。なぜ私が彼と戦うのか、それによってタイトル挑戦に私を導いてくれるのか、自分がたどり着きたいところへ近づくことができるのかをね。それらの質問を考えたら、そのどれもがダレン・ティルには当てはまっていなかった。もし私が勝ってもタイトル挑戦権を得られるとは思っていない。近づくことはないだろう。しかし私の最後の試合でのパフォーマンスのせいもあって、ダレン・ティルのような選手と対戦して自分はやれると声に出す必要があると思ったんだ。私はまだハングリーであることを示したいし、まだ争いに加わっている。私は今でもこの階級において最高の選手の一人だよ」
ティルはウェルター級の中では大きい選手でしたが、ガステラムはミドル級になると大きな選手がたくさんいて、ティルの移行は上手くいかないだろうと語っています。
「少しおっかないね。彼は少し大きくて、打撃も少し強いけど、少しスピードが遅い選手だ。彼にとって簡単な移行になるとは思わないね。はっきり言うと、彼はより大きくなった対戦相手に手こずりながらこの階級で戦うことになるだろう。彼はこれほど大きな選手たちと戦ったことはないと思う。私はキャリアのほとんどをミドル級で戦ってきた。少しの期間だけウェルター級に行ったけど、その後また戻ってきたよ」
ガステラムは前回の試合で5ラウンドを戦いましたが、今回はもっと短い時間で決着がつくことを望んでいると語っています。
「短時間での試合を期待しているよ。出場してこの試合に向き合うつもりだし、そのための努力もするつもりだ。だから私ならこの男を片付けることができるだろうね」