UFC242のメインイベントでは、暫定ライト級チャンピオンであるダスティン・ポイエーが現チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフと対戦したものの、力及ばず第3ラウンドサブミッションにより敗れました。
試合後の記者会見でポイエーは、今回の結果について非常に残念だと語っています。
「十分な手を尽くせなかったし、これから辛抱しないとね。今夜の準備は非常に良かったんだ。これは本当に痛手だよ」
「彼は良かったし、世界チャンピオンだ。おそらく私はもっとできたのかもしれないが、過去を悔やんでも仕方がない。25分間戦う準備は出来ていた。彼はやろうとしていたことをきっちりやっていたね。もちろん私は自分を責めるだろうが、私一人でこのことに対処しなければいけないわけではない。私には家族がいるからね」
「フェンス際でのアンダーフック(組み合い)のときに、おそらく私はフェンスから離れるために少し余計に気にしていたのだろう。でもそれはこれから辛抱しなければいけない課題だよ」
「彼は私にテイクダウンをしたり支配していたから、ラウンドでは彼が勝っていると思っていた。私に対して激しく圧倒していたからね。それによって私は少し弱気になっていたんだ。この後も試合が行われていれば、第3、4、5ラウンドは、私のラウンドにしようとしていた。最初の2つを諦めるつもりはなかったが、タフな展開になることはわかっていたんだ。もっと激しい殴り合いになると思っていたからずる賢くいこうと思ったけどそれが戦いだよ。厳しいね」
ポイエーはこれで彼のストーリーは終わりではないと言及しながらも、次は何がやって来るのかはわからないと語っています。
「私はまだ30歳だ。格闘技キャリアで多くのことを経験してきたが、次はどうなるのかわからない。正直言って、過去10週間のトレーニングキャンプとこの試合の準備のことを考えていて、この試合は私の夜なると思ったし、スターの仲間入りができると思っていた。これは運命だと思っていたんだ。泣き続けたくはないが、これは私にとって大きな意味があったんだろう」
「今夜はアメリカに世界チャンピオンとして帰国するつもりだったから、本当に残念だ。私は単に戦うためだけに試合をしているのではない。世界チャンピオンになるために戦っているんだ。このような機会はそれほど頻繁に訪れるわけではない。私はただ家に帰って、次をどうするのか考えないといけないね」
またUFC244では、BMFタイトルをかけてネイト・ディアス対ホルヘ・マスヴィダルがメインイベントで行われると発表されました。
ポイエーはこれまでにエディ・アルバレス、ジャスティン・ゲイジー、アンソニー・ペティスに勝利していることから、このBMFタイトルに興味があるかどうかと尋ねられ、同じアメリカン・トップ・チームでトレーニングをしているマスヴィダルとは戦わないと語っています。
「ホルヘは私の相棒だ。私はコルビー・コビントンのように裏切ったりはしないよ。一緒に頑張っている人の悪口を言ったりはしない。ホルヘとは戦うつもりはないよ。彼はトレーニングパートナーであり良い人だ。もし何かあるとすれば、フロリダを出ていって、その試合(ディアス戦)のために彼を助けるだろうね」