週末に開催されたUFCメキシコシティのメインイベントでは、UFC史上2番目に速いノーコンテスト決着となりました。
母国出身のヤイール・ロドリゲスとジェレミー・スティーブンスが対戦したこの試合は、開始15秒でロドリゲスの手がスティーブンスの目に当たったことから中断し、医師が診察して5分間が経過するも回復しなかったことから試合はノーコンテストとなりました。
This strike to the eye caused the #UFCMexico main event to be ruled a No Contest pic.twitter.com/EXIKa2PyeE
— ESPN MMA (@espnmma) 2019年9月22日
母国でのショーを満足の行く形で終えることができなかったロドリゲスは試合後に『ESPN』で、スティーブンスが戦えなかったというのを信じたいとしながらも、結果には不満を示してます。
「正直なところ、よくわからない状況だ。私の友人はみんなこれは起こり得るものだから失望していないと私に言ってくれている。私は今回のキャンプで本当に全力を尽くしたんだ。多くの時間を費やしてきた。これまで経験した中でも最もタフなトレーニングキャンプだったんだ。たくさんの人たちが家族や子供たちと一緒に長い時間をかけてここにやって来ている。それは彼らにとっても私にとっても難しいことだったね」
「私の家族や友人たちみんながここにやって来たが、いつも相手のことをとりあえず信じなければならない。彼がどのように感じているのかは誰にもわからないよ。しかしもしそれがウソだったら、彼は残りの人生を心に留めながら生きなければならないんだ」
2017年5月にはフランキー・エドガーとの試合で目が腫れていたためにドクターストップとなりましたが、ロドリゲスは試合続行を主張していました。
ロドリゲスは今回の試合でスティーブンスが試合続行を主張しなかったことに対して、不満な気持ちもあるようです。
「常に相手のことを信じなければならない。私には目を突かれることがどんな感じなのか想像できないからね。しかし目が塞がっていることについては理解しているし、(エドガー戦では)私はまだ戦おうとした。それは自分次第なんだ。そういった状況でも彼らには見えるから戦えるって主張していたよ。第3ラウンドを戦う準備が出来ていたし、たとえそれがウソだったとしても、見えるって言ったんだ。でもこのスポーツではみんながそうではないようだね。それを背負って生きていかなければならないのはジェレミー・スティーブンスだ。わかっている、とりあえずは彼を信じているよ」
今後ロドリゲスとスティーブンスは再戦する可能性がありますが、まずはチームやUFCと相談するとロドリゲスは語っています。
「私は待ってこれからどうなるのか様子を見てみたい。UFCやチームと話してどうするのかを確認する必要がある。どうなるかはわからないよ。試合の前にも言ったけど、ジェレミー・スティーブンスはランキングで私の後ろにいるんだから、私にとってはやりたくなかった試合だ。まずはチームやUFCと話をして、何を考えているのか確認する必要があるね」