インタビュー・コメント

イェンジェイチック「足の痛みに構わずキックを続けた」

週末に開催されたUFCファイトナイトのメインイベントでは、ヨアナ・イェンジェイチック対ミシェル・ウォーターソンのストロー級マッチが行われました。

この試合で見事なパフォーマンスを披露したイェンジェイチックが第5ラウンドを戦ったのちに判定で勝利しています。

試合後の記者会見でイェンジェイチックは、試合の途中で足を骨折した可能性について気づいていたものの、構わずにキックを続けたと語りました。

「私はとても幸せだ。タフな戦いだったけど、卓越したパフォーマンスで次から次へと仕掛けていった。本当に満足しているよ。第2もしくは第3ラウンドの終わりに足を骨折したと思っている。第5ラウンドではこの足でキックするべきではなかったね。痛みを感じていたけど関係なかった。もっと悪くなろうと、粉砕しようと彼らが足を元通りにしてくれるだろうって思っていたんだ。タフなビジネスだよ」

イェンジェイチックの足の状況については、試合翌日にX線検査を受けて結果を待っているようです。

そして試合前にはイェンジェイチックが体重を作れないのではないかと言われていましたが、厳しい減量に関する噂については否定しています。

かつてローズ・ナマユナスに挑戦したときにも減量のやり方で失敗したイェンジェイチックでしたが、今回は適切な方法で行ったと主張しています。

「体重を測ってかなり重かったとき、私はただそれを伝えておきたいと思っていただけなんだ。ローズ・ナマユナスとの試合前にも経験しなければいけなかったが、私はあのときも戦った。でも私は戦えるような選手ではなかった。ローズ・ナマユナスから何かを奪おうって気力がなかったんだ」

「彼女はチャンピオンだった。素晴らしいアスリートであり、おそらくもう一度チャンピオンになるだろう。でも私にも戦いがあった。今32歳だ。私は自分の命をかけることはできない。そこにはお金としての価値はない。だから健康的なやり方で体重を作ったんだ。水分補給も十分に行った。UFCパフォーマンスインスティテュートにはとても大きな信頼を置いているよ」

イェンジェイチックはウォーターソンに勝利したことで、2020年春頃にポーランドのスタジアムでストロー級チャンピオンのジャン・ウェイリーとのタイトル戦を望んでいると語ります。

イェンジェイチックはUFCタイトルがどれほど大きなモチベーションになっているのかについて言及しています。

「タイトルは多くのことを意味する。私のレガシーは大きなものだ。誰に対しても、自分自身に対しても何も証明する必要がないほどにね。だからおそらく私はやめるべきなのかもしれない。でもこれをやりたいんだ。続けたいのはそれが私の人生だからだ。私はそのために生まれてきた。それが私の使命だと感じているよ」