11月2日にマディソン・スクエア・ガーデンで開催されるUFC244のメインイベントに出場するネイト・ディアスはTwitterで、USADAからドーピング違反の可能性を指摘されたと主張しました。
ディアスは不正行為をはっきりと否定しており、ドーピング違反を示唆されたことが解決しない限りUFC244を戦わないと言及しました。
今週金曜日の夜(日本時間土曜日)にUFCはディアスの問題に対して声明を発表しました。
それによるとUSADAはUFC244に出場予定のディアスに対して、ドーピング違反を犯していないことを決定しています。そのためディアスのUFC244出場が認められました。
UFC244のメインイベントではBMFタイトルをかけてホルヘ・マスヴィダルと対戦します。
経緯についてプレスリリースによると、10月にディアスに対して行われた抜き打ち検査で異常が見られました。
ディアスの検査では、選択的アンドロゲン受容体モジュレーターであるリアンドロールが発見されました。リアンドロールは筋肉の成長を促すLGD-4033としても知られており、禁止薬物となっています。
しかしディアスから検出されたのは微量であったことで、専門家からパフォーマンス向上としてメリットがないと判断されました。
さらに摂取元を探ったところ、ディアスがこの物質を摂取したのがオーガニック、ビーガン、植物由来のデイリーマルチビタミンとして分類される認められたサプリメントにたどり着きました。
そのためUSADAはドーピング防止のポリシー違反を犯していないと判断して、ディアスは制裁の対象とされなかったということです。
ダナ・ホワイトもTwitterでUFC244のメインイベントが実施されると言及しました。
The fight is ON!!! I 100% knew Nate wasn’t taking anything to cheat. #UFC244 November 2, MSG. #BMF pic.twitter.com/U9VEOPT0Ul
— Dana White (@danawhite) 2019年10月26日
「この試合はやるぞ!私はネイトが不正行為をしていないことを100%わかっていたよ」