中国で発生している新型コロナウイルスの影響は日に日に拡大しており、今週はWHOが緊急事態宣言を行いました。
それによってUFCストロー級チャンピオンのジャン・ウェイリーは、計画の変更を余儀なくされたようです。
ウェイリーは3月7日にラスベガスで開催されるUFC248でヨアナ・イェンジェイチックとの防衛戦が決定しています。
当初はトレーニングキャンプとして彼女のチームは最後の数週間を北京に留まって行うつもりだったものの、『MMA Fighting』によると、北京でウイルスが検出されたことから計画を変更してラスベガスに向かう選択を行ったということです。
またウェイリーのマネージャーによると、チームは現在できるだけ早くウェイリーを国外に移動させるためにビザ取得に向けて取り組んでいるようです。
マネージャーは次のように語っています。
「予防措置の理由から、ウェイリーとチームをここから連れ出すためにUFCは一生懸命動いてくれている。私は物事を前へ進める手助けをしてくれるトゥルシー・ギャバード(アメリカ下院議員)と再び連携しているUFCと連絡を取り合っているよ」
ギャバ―ド下院議員は、昨年ウェイリーがタイトルを獲得した後にプロモーションツアーを行うためにアメリカへ訪れる際、ビザの取得の支援を行っていたようです。
また同じくUFC248でニール・マグニーと対戦するリー・ジンリャンと、2月22日にUFCオークランドでカロリーナ・コバケビッチと対戦するヤン・シャオナンは計画を変更しないと彼らが所属するチャイナ・トップ・チームのコーチは語っています。
ジンリャンとシャオナンは2月15日にニュージーランドへ飛び、その5日後にはウェイリーがラスベガスへ向かうことになるということです。