インタビュー・コメント

ジャン・ウェイリー「ウイルスの影響は全くなかった」

今週末に行われるUFC248では、UFC女子ストロー級チャンピオンのジャン・ウェイリーはヨアナ・イェンジェイチックとタイトル防衛戦を行います。

以下の動画は2人のフェイスオフです。

母国である中国で発生した新型コロナウイルスの影響により、ウェイリーはトレーニングキャンプや移動で面倒を強いられることになりました。

ウェイリーは中国からアメリカへ直接移動せず、アブダビやタイを経由してから最終的にアメリカへと到着しています。

ウェイリーは今週行われた公開練習の後、メディアに対して試合に向けた準備に影響はなかったと語りました。

「全く影響はなかったです。アウトブレイクの初期段階は春節(中国の旧正月)にありました。この試合の準備を行うキャンプのために北京の自宅に戻ることはできませんでしたけどね。私が住んでいるところはジムにとても近いです。あのとき私がやっていたのはトレーニング、睡眠、準備のためにジムと自宅を往復していただけです。なので全く影響は受けませんでした」

「アウトブレイクは非常に少なくなっていて、中国ではどんどん良くなっています。中国はこれを抑制するために素晴らしい仕事をしました。新たな感染者の数は、数日間でゼロになっています。中国はますます安全になっているし、もうすぐ中国は世界で最も安全な国になると思います」

ウェイリーは今回の試合に勝利することが、母国を盛り上げることになると語っています。

「間違いなくこの試合は私にとって大きな意味があります。この試合で勝利したいですね。私が勝つことで母国を鼓舞したいし、母国に勝利を持ち帰りたいと思っています。コロナウイルスと闘っている全ての人たちがすぐに克服できることを願っています。ハードワークすることで実現するでしょうし、私たちなら完璧に成し遂げられるでしょう。中国はすぐに良くなるはずです」

対戦するイェンジェイチックは、試合用のポスターに掲載されたウェイリーの顔にマスクを付けてソーシャルメディアに投稿しましたが、のちに削除されています。

ウェイリーはイェンジェイチックに対して言葉ではなく試合で示すつもりであると語っています。

「中国の文化ではトラッシュトークをしないのです。私がやりたいのはオクタゴンの中で彼女と会話することだけです。拳を交えてね。彼女は過去の人であり、今は私の時代です。私が引き継ぎます。ストロー級で自分の新たな時代を始めるつもりです」