元UFCフェザー級チャンピオンのジョゼ・アルドは、5月9日にブラジルで開催されるUFC250でヘンリー・セフードと対戦する予定ですが、イベントの開催が不透明となっています。
新型コロナウイルスの影響により多くの選手が仕事ができずにいる上、アルドは収入源の一つであるスポンサー契約も危機にあるようです。
アルドは『MMA Fighting』のインタビューで今回の影響でスポンサー契約を失ったかどうか尋ねられ、次のように語っています。
「誰もがスポンサーを失っている。彼らはどうやって自分たちを養っていくのだろうか?ストリートで人々から強奪しないといけないのか?ジムは全て閉鎖されている。プライベートレッスンで教えることもできない。どうやって自分たちを養っていけばいいのか?」
「私はアスリートとしての側面だけでなく、ビジネスとしての側面も理解している。契約があるとはいっても、どうすればいい?コカ・コーラのような大企業以外では、全ての企業が破綻している。全ての工場が停止し、マーケットも止まっている。従業員の給料すらも払えないのに、どうやって選手に資金提供を続けていくんだ?それが普通だよ。それは私にも影響しているし、他の選手にも同様だ。それは当然だし、そうなっていくだろう。彼らの立場も理解しているよ」
アルドは試合が行えない状況から誰とでも戦おうとしている選手を見て、普段から選手は相手を選ばずに戦うべきだと主張しています。
「いつも私がジムにいるみんなや友達に言っていたことだが、試合を選んではいけない。ランキング1位だろうが最下位にいようが関係なく戦わなければいけない。なぜなら明日のことは誰にもわからないからだ。もしチャンピオンになりたいなら、ランキング1位でも最下位でも戦うことでチャンピオンになれる」
「最近では『相手がランクインしてたら戦う、そうでないなら戦わない』なんてクソみたいな話があるが、戦えば戦うほどスポットライトを浴びていき全てが進展していくんだ。そして今になって困窮した彼らは誰とでも戦おうと必死になっている。それは私が思うことだよ」