インタビュー・コメント

ヴォルカノフスキー「ホロウェイが勝つまで戦うつもり?」

今月開催されたUFC251では、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーがマックス・ホロウェイをスプリット・デシジョンで下して、フェザー級タイトルの防衛に成功しました。

これでヴォルカノフスキーは昨年のUFC245に続いて、ホロウェイに2連勝したことになります。

しかし今週UFCのダナ・ホワイトは、判定の結果に不満があったことから、3度目のホロウェイとの再戦を支持すると語りました。

ヴォルカノフスキーは『Submission Radio』で改めてホロウェイとの3試合目は意味がないと語っています。

「続けて2連勝したことで結果が明らかになった。3回目の勝利を手にするために戦うのは、現時点で意味がないね。前回の試合は接戦だったが、ジャッジは判定を下したんだ。最初の試合ではたとえ接戦だったとしても、間違いなく私が勝っていた。だから彼にすぐ再戦を与えることでこの階級を止めてしまうのは意味がないことだね。接戦だったから再戦を望む気持ちはわかるが、私は2度も勝っている。だから今は意味がないことだ。将来的にビッグファイトになる可能性はあるが、今のところこの階級を止めたくはない。だから新しいNo.1コンテンダーと戦いたいね。それが誰なのか見てみたいよ」

ヴォルカノフスキーはUFC251のホロウェイとの再戦について、UFCが望んだものであり、他に対戦相手がいなかったために引き受けたと明らかにしました。

しかし今後は他のフェザー級コンテンダーとの対戦を望んでいると語っています。

「彼らのためにマックスには再戦をさせたんだ。UFCは私に対して再戦以外に何もさせてくれなかったよ。チームもそのことに不満を持っていたが、私は他に相応しい相手が誰もいないと言ったんだ。あのカードは私にとって最大の試合だったと思っている。明確なNo.1はいなかったから、あのカードが最も大きな試合だった。だからその試合をやりたかったんだ」

「もし他に試合がなくてみんなが(3試合目を)望むのであればおそらく考えると思う。でもみんなは私たちに前に進んで欲しいと思っているようだね。この階級で戦わなければいけないし、人数も多いんだ。15人もランクインしているのに、マックスが勝つまで戦い続けるつもり?言いたいことはわかるだろう?それは意味のないことだよ」

ヴォルカノフスキーは次の対戦相手の候補としてコリアン・ゾンビやマゴメドシャリポフなどを挙げています。

そんな中ですでに引退したヘンリー・セフードはまだヴォルカノフスキーとの対戦について呼びかけていますが、ヴォルカノフスキーは意味がない試合だと一蹴しています。

「私はこの階級に目を向けているし、この階級のNo.1コンテンダーと戦いたい。何らかの理由でUFCが私に相手を押し付けてきたとしたら、見合った報酬をもらわないとね。私にとってもこの階級にとっても時間のムダだよ。彼はフライ級とバンタム級で素晴らしい結果を成し遂げてきたが、フェザー級は全く別物だ。だから私にとってその試合は意味がないし、みんなは私に(No.1コンテンダーを)叩きのめすことを期待している。そして実際にそれが起こっているんだ。ヘンリー・セフードに敬意がないわけではないが、この階級は全く別物だよ」