2015年以来UFCで試合を行っていないニック・ディアスですが、最近2021年にMMAへ復帰する計画があると報じられました。
これはディアスのマネージャーが『ESPN』に語ったもので、ディアスは14週間食事療法とトレーニングを行っており、2021年初め頃に復帰することを目指していると明らかにしたものです。
ウェルター級ファイターのスティーブン・トンプソンは今週『Submission Radio』に出演して、ニック・ディアスの復帰について言及しました。
ワンダーボーイはレオン・エドワーズとの対戦の可能性について尋ねられて次のように語っています。
「(エドワーズと戦いたいかどうかについて)そうでもないかな。正直言うと、もしニック・ディアスが本当に復帰するなら良い試合になるだろうし、面白い戦いになるだろうね。私は先日Twitterで、彼がこの階級に復帰するなら歓迎するよって言ったんだ。彼が復帰するとは信じていなかったが、もし彼が復帰を考えていて計画しているのなら、そこに自分の名前も加えたかったんだ。彼は長い間戦ってきていて、ベテランだし、本当に良い選手たちと戦ってきた。ディアス兄弟が大好きだよ。彼らの振る舞いや態度は彼ららしいね。彼らに偽りがないことには敬意を払わなければならない。だから最初は信じていなかったけど、もし彼が復帰するなら、私の名前も候補に入れてもらいたいね」
トンプソンは自分がディアスの復帰戦に相応しい相手であると主張しています。
「もし復帰するなら、私との対戦は彼にとって素晴らしいテストになると思うよ。私は現在6位にランクインしている。当然彼はランキングを駆け上がろうとしているだろうけど、もし彼がトップ10にいる誰かに勝てば、あと1~2回戦うことでタイトル戦ができるだろう。だって彼は名前が知られているからね。これまでにもこの階級で人気のある選手たちがそうしてきたのを見てきたよ」
ディアスは長期間のブランクがあるものの、過去のファイトスタイルからもし対戦が実現すればおもしろい試合になるはずだとトンプソンは語っています。
「彼の過去の試合を振り返ってみると、彼はロングレンジを保って量で相手を倒している。一撃でノックアウトするのではなく、何度も何度も相手を打ちのめすんだ。ハイレベルなストライカーとの試合を見てきただろう。彼は前に出てきて量で相手を倒している。だから彼の腕よりも長いものを使う必要があって、それは私の脚を使うんだ。私の動きとレッグキックが重要になるだろう。真の格闘家にとってはエキサイティングな試合になると思うよ。私にとっては対戦相手を解き明かそうとすることが試合を楽しくさせるんだ」
ディアスの復帰はまだ正式に発表されておらず、トンプソンも対戦できるかどうかはまだ不明です。もし対戦できなかったとしても、トンプソンは次の試合に誰が相手でも問題ないと語ります。
「今のところ誰になるかは気にしていないよ。UFCには早く誰かと組んで欲しいね。倒す準備は出来ているよ」