10月24日のUFC254では、ハビブ・ヌルマゴメドフ対ジャスティン・ゲイジーによるライト級タイトル統一戦が行われます。
ゲイジーがキャリア無敗のヌルマゴメドフを倒せるか大きな注目が集まっていますが、ゲイジーはヌルマゴメドフのスタイルに付き合わず、得意の打撃戦に持ち込む考えでいるようです。
ゲイジーは『ESPN』とのインタビューで、ヌルマゴメドフ戦について次のように語っています。
「彼は私をフェンス際に押しやるのに苦労するだろうね。彼の血を見ることになるのは明らかだ。彼には自分の血を見て欲しいし、その反応も見てみたいね。彼は私ほどクレイジーだとは思わないし、そこが重要な点だよ。彼はクレイジーだし、戦うことが大好きだと思うけど、私ほどではないね。それに彼は自分の血を見る機会がそう多くはなかったことは確かだ。彼の戦い方は血を求めるようなものではないからだ。彼は自分の血を見ることになるなんて考えもしてないんだろうね」
今回の試合はゲイジーにとってキャリアで最も大きな試合になることは間違いないですが、彼自身だけでなく家族を含めて人生を変えるほどの大きなものになるだろうと語っています。
「家族にとっても、私の人生にとっても、何もかもが違ったものになるだろう。ここで勝利すればそうなるだろうし、私は本当に良いチャンスを得たものだ。必ずしも後世にわたるほどの富を得られるとは限らないが、一世代分の富にはなるだろう。つまりそれだけ価値のある試合だということだ。勝っても負けても、母には上司に電話して仕事をやめるように伝えるつもりだよ。それだけデカい試合なんだ。経済的な面で急激に成長する機会を得るためには、ある程度の金額まで達する必要がある。ハビブに勝てばそれが手に入ると思うよ」
もしヌルマゴメドフを倒した場合、ゲイジーは金銭面だけでなく大きな名誉を手に入れることができます。ヌルマゴメドフに加えて、コナー・マクレガーに勝つことで、ゲイジーは絶対的な存在になれると語りました。
「レガシーこそ、このチャンスに最も興奮している理由だよ。このスポーツを長い間見てきたが、もし私がハビブに勝って、コナーにも勝てば、他の追随を許さない存在になれるだろう。アンデウソン・シウバのタイトル防衛回数には及ばない。あのタイトル防衛は他の追随を許さないものだけど、別の意味ではさらに大きなものになるはずだ。ハビブはパウンド・フォー・パウンドでNo.1だし、本質的な部分を考慮しなければいけない。あの2回の敗戦(ポイエー戦、アルバレス戦)で、誰もが私のことを終わったと言っていた。私の試合をみんな好んでくれたけど、世界タイトルをかけて戦うチャンスは絶対にないと思われていた。この試合でレガシーを残すことになるだろうね」