UFC253では空位となっていたライトヘビー級タイトルをかけてドミニク・レイエスとヤン・ブラホビッチが対戦し、第2ラウンドTKOでブラホビッチが勝利しました。
そして試合後にはタイトルを返上したジョン・ジョーンズに対して呼びかけており、元チャンピオンとの対戦に興味を示しています。
試合後の記者会見でブラホビッチはジョーンズとの対戦について次のように語りました。
「対戦相手がドミニクだったから試合前には話したくなかったが、今は彼の話ができる。今のところ次の対戦相手がいないならジョン・ジョーンズで良いんじゃないのか?でも今は誰も彼が何をしているのか知らない。どうなるかいずれわかることだが、なぜやらないのかって感じだよ」
ブラホビッチはUFCにやって来た当初は6試合中4試合に負けるなど厳しいスタートとなりましたが、その後は9試合中8試合に勝利することで、ライトヘビー級タイトルを獲得しました。
念願だったUFCチャンピオンになれたことについても語っています。
「私にとっては長い道のりだったが、ようやくトップに立つことができた。素晴らしい気分だ。言葉が見つからないよ。今の自分の気持ちをどう表現したらいいのかわからない。心は今どこか別の場所にある感じだよ」
ブラホビッチが呼びかけたジョーンズは今後ヘビー級に転向することを示唆しており、ライトヘビー級はまだ次の挑戦者が決定していません。
ブラホビッチは初防衛戦よりもまずは楽しむために少し休みたいと語りました。
「今は少しお祝いがしたいね。まずお祝いして、もうすぐ父親になるからそれに対しても焦点を当てたい。そしてその後に次の対戦相手や初防戦の話をしよう。でも今はただただ祝いたいんだ。ポーランドに帰って、母親とハグして、父親と一緒にビールを飲まないとけないね」
またUFCのダナ・ホワイトは、勝利後にジョーンズに対戦を呼びかけたブラホビッチを称賛しています。
「彼がジョンと戦いたいと言っているのは好きだね。彼はコンテンダーなら誰に対しても呼びかけることができたはずだが、ジョーンズを十分に尊敬し、彼(レイエス)を倒したヤツを倒したいって気持ちが私は好きなんだ」
ブラホビッチの挑戦者については、11月に行われるチアゴ・サントス対グローバー・テイシェイラの勝者が次の挑戦者になることが濃厚ですが、ホワイトはもしジョーンズが挑戦を望むなら、それを受け入れるつもりだと語っています。
「彼らが次の挑戦権をかけて戦うことになる。でも当然ながらもしジョン・ジョーンズがその試合を望んだとしても、ジョーンズのチャンスを否定することはしないよ」