2019年2月に現役を引退したジョルジュ・サンピエールは、現在でもライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフとの試合に興味を示しています。
またヌルマゴメドフも現在キャリア28勝無敗で、次のジャスティン・ゲイジーとの試合に勝てば29勝となりますが、30勝目にはサンピエールとの試合を望んでいると言及しています。
サンピエールは『ESPN』とのインタビューでUFC復帰について言及し、もし実現するのであれば唯一ヌルマゴメドフ戦だと語りました。
「もし私が復帰するとしても、多くの試合をすることはない。もし復帰するならそれは1試合だけだ。私にとっては最もビッグなヤツを探す必要がある。そして今トップのヤツはハビブだ。ファイターとして最もエキサイティングなのは、絶対に倒せないと思われているヤツを相手にすることだ。彼には無敵のオーラが漂っているが、それは最も怖いことでもあるんだ」
「私がトレーニングをしているときには、まだやれると感じられる。トレーニング中やジムでアドレナリンが出てきたときに、ハビブと戦いたいかと聞かれたら、『やろう!戦うことに興奮しているよ!』となるだろうね。でもシャワーを浴びて食事をして家に帰ってしまうと、『絶対にイヤだね。あの檻には戻りたくない。今のままでいいよ』ってなってしまう。だから複雑な心境なんだよ」
UFCのダナ・ホワイトは以前、ヌルマゴメドフが30試合目に引退する場合、サンピエールとの試合を組むのかと尋ねられたとき、「ハビブが望むなら何でもしたい」と言及しました。
しかしサンピエールは実現できる可能性は低いと考えており、その理由としてはかつて実現しようとしたものの、UFCが拒んだことにあると語っています。
「実現する可能性は非常に低い。なぜならUFCのことをとても疑っているからだ。ハビブのせいではない。私たちは2年前にやろうとしたし、そのときは非常に融通が利いた。全てを試したけど、それでも上手くいかなかった。今上手くいくようには思えないけどね」
「2年前に私が引退したときに実現させようとしていたんだ。でもUFCがそれを望んでいなかった。今それから2年が過ぎた。UFCが考えを変えているかどうかはわからない。たとえUFCが試合を組みたいと思っていても、考えを変えていたとしても、スターたちと調整しなければならないからね」
なおサンピエールはすでに引退したことからUSADAの検査を受けておらず、もし再び出場するのであれば、6ヵ月前から検査を再開する必要があります。