インタビュー・コメント

コリアン・ゾンビ「ノックアウトより勝利が重要」

今週末に行われるUFCファイトナイトでは、ブライアン・オルテガ対コリアン・ゾンビことジョン・チャンソンによるフェザー級マッチが行われます。

今年3月のUFC248では、観客席でオルテガとチャンソンの友人でありアーティストのパク・ジェボムが言い争いになりました。

コリアン・ゾンビは今週行われたメディアデーで、オルテガに対して個人的な感情は何もないとし、パク・ジェボムとの問題は試合とは関係ないと語りました。

「まず最初にブライアン・オルテガに対して恨みを持っているわけではない。ランキング2位の素晴らしい選手と戦えることに興奮しているよ。この試合のために長い間準備をしてきた。ブライアンに対して恨みを持つことはケージ内で何の役にも立たない。だからその件は一旦脇に置いているよ。彼のことは選手として考えている」

「彼がやったことは個人的に好きではないが、それをケージ内に持ち込むことはできない。何の役にも立たないからだ。だからキャンプの最初の段階ですでに対処しているよ。自分が成し遂げることに集中するために、素晴らしい仕事をこなしてきた。それはジェイ(パク・ジェボム)や他のためではない。完全に仕事としてやるのであって、私は自分のやるべきことをするだけだよ」

オルテガとの試合は当初昨年12月に組まれる予定だったものの、オルテガが膝のケガで欠場したことから、代わりにフランキー・エドガーと対戦してノックアウト勝利を収めていました。

その後ジョン・チャンソンは目の手術を受けたこともあり、約10ヵ月間試合をしていません。一方のオルテガは2018年12月にマックス・ホロウェイにTKOで敗れて以来の試合となります。

チャンソンは試合まで時間が空いたものの、それに対してそれほど不満はないと語りました。

「試合が組まれるのに時間がかかりすぎたことにあまり不満はないよ。でも目をケガして手術をしたことは少し不満だったけどね。COVIDに関しては世界的に流行している病気だからどうすることもできない。だから構わないと思っていたよ。それに韓国で大きなスポンサーを獲得したから、トレーニングキャンプは韓国で行うことができたんだ」

オルテガは前回の試合がキャリアで唯一敗れた試合であり、それもホロウェイから激しい攻撃を受けたにも関わらず、倒れることなく戦い続けました。

チャンソンはタフなオルテガをノックアウトしようとは考えておらず、まずは勝つことに集中していると語っています。

「ブライアンは素晴らしいフィジカルを持っている。パワーもあるし、サブミッションの技術も優れている。彼はこれまで一度もノックアウトされたことがない。ホロウェイとの試合では300発も打たれているけどね。だから私は彼をノックアウトする最初の選手になろうとは思っていない。ノックアウトすることに焦点を当てていないし、何より勝利することが重要だよ」