今週末に行われるUFCファイトナイトのメインイベントでは、チアゴ・サントス対グローバー・テイシェイラのライトヘビー級マッチが行われる予定です。
ランキング1位のサントスと3位のテイシェイラとの試合になるため、勝った選手は次期タイトル挑戦に大きく近づくことになります。
しかし先日UFCのダナ・ホワイトは、チャンピオンであるヤン・ブラホビッチの挑戦者として、ミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤを検討していることを明らかにしました。
テイシェイラは『MMA Fighting』のインタビューで、アデサンヤについて階級を上げることの難しさを語っています。
「彼は良い選手だし、もちろん他よりも抜きん出ている。良いアスリートだし、非常に賢いけど、階級の違いが全てを意味する。難しいんだ。私はヘビー級の選手とトレーニングしてきたからそのことがわかっている。疲れとプレッシャーが違うんだよ」
テイシェイラはブラホビッチ対レイエスの新ライトヘビー級チャンピオン決定戦について、ブラホビッチが勝つとは考えていなかったことを明らかにしています。
「彼が勝つとは予想していなかったよ。あれほど圧倒的に勝つとはね。でも彼らは同じレベルだったから勝つ可能性があるとは思っていた。動き方やパワーでレイエスが有利だと思っていたけど、正直言うとケージの中央で彼らがにらみ合っていたとき、レイエスはもっと大きいと思っていたよ」
タイトル挑戦に近づいているテイシェイラですが、過去にはアンソニー・ジョンソン、アレクサンダー・グスタフソン、コーリー・アンダーソンに敗れており、その後4連勝することで一気にランキングを駆け上がってきました。
41歳になってもトップで戦い続けられる理由についてテイシェイラは、食生活を変えたことが大きく影響していると勝っています。
「私はこれまでずっと人生では常に他の選択肢があると言ってきた。自分が望むことをやらなければならない。私は戦うことが本当に好きなんだ。格闘技をやめることも考えたし、あと1~2回だけにすることも考えたけど、このスポーツが大好きだ。ただ食生活の規律が足りなかったね」
「リョート(マチダ)のことを尊敬していた。私が少しおかしくなっていて、キャンプがないと少し飲み過ぎて体が重くなり過ぎていた。それを変えて規律を守ってきたからこそ、年をとってきた今でももっと良い試合ができるんだ。(リョートの父親の)マチダとはウイスキーを1リットル飲むこともあったほどだ。私がリョートに飲めよって言うんだけど、たまにビールを飲む彼は『それは体に良くない』って言っていたよ」
まだUFCでタイトルを獲得していないテイシェイラですが、今回が最後のチャンスになるかもしれないと語っています。
「私は今41歳だから、これがベルトを手に入れる最後のチャンスになるかもしれない。でもすでに人生はもう素晴らしいものになっているから、単に今を楽しんでいるんだ。もちろんベルトを獲得する目標があるからこそ私はここにいる。チャンピオンと呼ばれてベルトを壁に掛けたくないヤツなんていないだろう?」