UFCフェザー級チャンピオンのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーは、現時点ではフェザー級に留まるつもりでいるものの、将来的にはライト級への転向も視野に入れているようです。
史上最高の選手になるためにはフェザー級だけでなく、ライト級でもタイトルを獲得する必要があると考えています。
ヴォルカノフスキーは『ESPN』のインタビューで2階級チャンピオンになることについて次のように語りました。
「当然いつかはそのつもりだが、今はそれについて話すことはしない。なぜならやるべきことがあるし、目標があるからだ。でもみんなにわかって欲しいのは、それは私の目の前にある目標であって、最終目標ではないということだ。だから私の目標はベルトを防衛することだけど、最高の選手になることも目標なんだ。そのためにはライト級に転向して戦いたいね。でももう一度言うけど、フェザー級にいる選手を倒したいし、この階級で最高の選手になりたいと思っているから何度か防衛したい。でもライト級でも絶対に戦いたいと思っているよ」
10月にブライアン・オルテガがジョン・チャンソンに勝利したことで、次期フェザー級タイトル挑戦が濃厚となっています。
まだ次の防衛戦が決定していないヴォルカノフスキーですが、今はオーストラリアにあるジムを拠点にチームメイトの練習を手伝いながら、オルテガとの試合が正式に決定するのを待っていると語っています。
「試合がないときはプレッシャーがないからトレーニングは良い感じだし、楽しめているよ。でも今でもジムで練習しているんだ。チームメイトの何人かが試合をしていたから、キャンプを手伝ったりして少し彼らに焦点を当てられたのは良かったね。だからプレッシャーがなくて気が休めているのは良かったし、ジムに通って普段とは少し違ったことをしてワクワクしているよ」
オルテガは前回の試合で以前と比べて良くなったことをヴォルカノフスキーは認めながらも、まだ自分のレベルには達していないと語っています。
「彼はNo.1コンテンダーだから楽しみだね。彼はあの試合の前と比べて格段に良くなっていて、多くの人が彼をオルテガ2.0と呼んでいる。みんなにはヴォルカノフスキーを倒すのは彼だと思ってもらいたいし、私は彼らが間違っていることを証明するよ。自分の能力を信じているし、目の前の相手が誰であろうとそれを毎試合示すだけだ。彼は以前と比べて改善されていると思うけど、それでもまだ十分ではないと思っている。自分は別次元だ。彼は前回の試合で私が予想していなかった展開を見せてくれて驚いたし、新たな武器も見せてくれた。だがもし彼が私に何かやってきたとしても驚くことはないだろうね」
来年早々にオルテガとの防衛戦を行うつもりのヴォルカノフスキーは、さらにその後もフェザー級選手との防衛戦を行い、自分の名前を確立するつもりだと語りました。
「みんなの2020年はどうだった?おかしな1年だったけど、それでも上手くやっていけたのはラッキーだったよ。もっと良くできたかもしれないけど、多くの人たちが私よりも厳しい状況になっている。2020年はやるべきことをやって上手くいった。しかし2021年には私が頂点に立って、誰もが私の名前を知ることになるだろうね」