現在手の手術から回復していて夏頃の復帰を目指しているウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンは、すでに上位選手との防衛に成功しており、もはや敵なし状態となっています。
そのため次はさらに上の階級であるミドル級への挑戦も期待されます。
しかしウスマンは『The Jim Rome Show』に出演し、アデサンヤとはトレーニングパートナーではないものの、大金を積まれない限り対戦することに興味はないと語りました。
「以前にも言ったが、イスラエル・アデサンヤがチャンピオンとしている限り、その階級に行くことに興味はないね。でもヤン・ブラホビッチがライトヘビー級のチャンピオンだったときは、もちろん素晴らしいマッチアップだと思ったよ。ライトヘビー級の全てをぶっ壊すとは言っていない。私が言いたいのは素晴らしい対戦相手だと思ったし、ミドル級を飛ばしてライトヘビー級チャンピオンになって、2階級チャンピオンになっていただろうと思ったということだよ」
「アデサンヤは同じナイジェリア人だ。良いヤツだし、彼のことが好きだよ。1人のナイジェリア人が2つのベルトを持つよりも、2人のナイジェリア人がベルトを持つ方が良いと言っているんだ。もしダナ(ホワイト)が1億ドルを用意して、これを君らで分けなさいと言ってきたら、その時点でイスラエルと話をしなければいけないだろうね。ここで金を稼ごうぜって話し合うよ」
現在ウェルター級ではカムザット・チマエフが話題になっており、チマエフもタイトル戦を要求しています。
ウスマンはチマエフに対してまずは機会を得ることが先だとし、挑戦権を得れば対戦を歓迎すると語りました。
「ここにたどり着くには理由がある。彼がここに来ればもちろんその話をすることになる。でも私はチャンピオンだし、パウンド・フォー・パウンドで世界一なんだ。つまりお山の大将だ。誰もが私と戦いたがっている。だからそうなればいいね。昔は私も試合に出られない時期があったし、次の選手が決まらないときもあった。でも今はトップに立っているからその必要はない。彼らから私に呼びかけなければならない。彼らがたどり着くのをここで待っているよ」