今週末に開催されるUFC272では、メインイベントでコルビー・コビントン対ホルヘ・マスヴィダルが行われます。
カマル・ウスマンに2連敗しているマスヴィダルですが、現在ランキング1位のコビントンを倒すことで再びタイトルに挑戦できるチャンスだと捉えています。
マスヴィダルは今週行われたメディアデーで、この試合に勝つことが当たり前であることから評価されないとしながらも、タイトルに挑戦できるようになるのがメリットだと語っています。
「これでNo.1コンテンダーになれるよ。その直後にタイトル戦ができるようになるから、間違いなくプラスになるだろうね。でも偉大な選手を倒したとかいうことに関しては、孫にもこいつのことは話さないよ。それは個人的なことで、こいつをやっつけたとか、好きじゃなかったヤツがいるとか、ただそれだけなんだ。功績という点で彼は上位に食い込めないだろう。彼のスタイルや戦い方は好きじゃない。土曜日の夜は、とても簡単に倒せるように見えるだろうから、みんなは俺のことを認めてはくれないだろうね。マスヴィダルの言う通りだったねって言われるだけだ。コルビーは過大評価されていてクソみたいな選手だったとね」
現在はライバル関係にあるマスヴィダルとコビントンですが、かつてはアメリカン・トップチームで一緒にトレーニングをしていました。
マスヴィダルはコビントンのことを熟知していることが有利に働くと見ています。
「俺はセッションをやめたことがない。例えば俺と彼がやっていても、これまで決してやめたことがなかった。もし彼がノーパンチのレスリングセッションで殴ってきても、やめたことはない。でも我々が打ち合いになったとき、彼はボディブローとかでやめていくんだ。彼は怒ってグローブを外し、ケージの外へ出ていったよ。するとコーチは彼に『おい、これはトレーニングなんだ。リラックスしろ。ちょっとヒートアップしすぎだ。大丈夫だ』と言われていた。俺はそんなことしたことがないよ。男らしく殴ったり殴られたりする。彼はハンマーにはなれる。だが釘の役には決してなれないんだ。物事が自分の思うように進まなくなると、すぐにちゃぶ台をひっくり返す。我々は彼を見てきた。思い通りにならないときの彼の表情は見ものだよ。ワーレイ・アウヴェスが彼に屈せず、小さなギロチンをかけたとき、彼は諦めてタップした。格闘技にはそれがつきものだ。彼は良いハンマーだが、釘には決してならないね」