インタビュー・コメント

ギルバート・バーンズ「レスリングを向上させている」

4月9日に開催されるUFC273では、ギルバート・バーンズ対カムザット・チマエフが行われます。

バーンズはこの試合に向けてレスリングにおいて、ロシア人をトレーニングパートナーにすることで万全な対策を行っているようです。

バーンズは『MMA Fighting』のインタビューで、現在のトレーニングについて語っています。

「彼はレスリングにおいて多くの良いものをもたらした。この2人のレスラーはとてもタフなロシア人で、毎日私を手伝ってくれているよ。彼らは名前を明かさないで欲しいと言っていたが、それに同意せざるを得なかった。なぜなら彼らは私に多くのものを示してくれたし、試合中に多くのことを変えていけるからだ。私はいつもシングルレッグ、ダブルレッグ、ボディロックが好きなのだが、このロシア人たちはディテールが違っていて独特のグリップを持っている。彼らは非常に力が強いかと言えば、そうでもないんだ。強いけどテクニックが素晴らしい。腰の使い方やコントロールの仕方など多くのテクニックがある。そういう面ではアメリカより進んでいるよ。このキャンプで多くのことを学んだ。そしてディフェンスだけを学んでもダメで、攻撃もしなければならないから、それを実感してディフェンススキルを養っていくよ」

「それ(名前を出したがらないこと)についてはまだ何かあると思っている。彼らは私に話していないけど、秘密にしておきたいと言っているから理解している。厄介な状況だね。(同じブラジル人の)チャールズ・オリベイラと戦うマイケル・チャンドラーを私が手伝ったときにも同じような状況があった。チャンドラーと一緒に現地に行き、彼のキャンプ全てを手伝って応援していた。もちろんチャールズのことは嬉しかったけど、自分もそんな状況だった。彼らは匿名で来ることでこの状況を回避しているんだ」

バーンズはチマエフと戦う選手が少ないことから、試合に合意する前に新しい契約を結ぼうとしたものの、それは実現しなかったと語っています。

「ダナ・ホワイトが誰もこの試合をやりたがらないと言う前に、私はすでにこの試合に合意していた。だがまずはもっと良い契約をもらおうとしていたんだ。コルビーやトップ5の誰かと戦いたかったけど、UFCに新しい契約をしてくれたら(チマエフと)戦うと言った。マネージャーと一緒に実現しようとしたけど、上手くいかなかった。実現しないとわかったから、この試合をさせてくれと言ったんだ。良い契約をしているから文句は言えないが、長い契約だよ。カマルとのタイトル戦とさらに5試合あった。契約内容を変えたかったんだ。もっと良い内容でもう少し短いものを望んでいた。カムザット戦を1試合目として4試合契約にしたかった。その方が慣れているからね」

バーンズはこの試合の勝者はパフォーマンス次第でタイトルに挑戦できる可能性があると語っています。

「もし彼がノックダウンされたりサブミッションされそうになったりしても、最後に勝てばもう1試合戦わなければならない。それは自分も同じだ。だからまずはここで一生懸命トレーニングして最高のパフォーマンスをすることに集中する。そうすればもう一度ベルトに挑戦することができるはずだよ」