インタビュー・コメント

イスラエル・アデサンヤが入場時のダンスを披露した理由を語る

UFC243のメインイベントでは、イスラエル・アデサンヤがオクタゴンに足を踏み入れる前に会場中を盛り上げました。

メインイベントのために親しい友人を3人雇って入場時にダンスを披露しました。

チャンピオンだったロバート・ウィテカーを倒してミドル級ベルトの統一を果たしたアデサンヤは、試合後の記者会見でなぜ入場時にパフォーマンスを披露したのかについて説明しました。

「私と同じことをしているのは誰もいない。ここは60,000席収容のアリーナだ。その入場を見た後に人々は間違いなく、この男に負けてくれって思うだろう。私もここで何人かが負けてくれ、倒されてくれって言っているのを見たんだ。それはまさに私たちの文化に根ざしているものだ。それがトールポピー症候群(成功した人を妬むこと)であり、誰かが輝いているのを見たときに感じるジェラシーであり、自分自身の輝きから遠いことのように感じる。人々が不快に感じるからといって、私が自分の輝きを失うことはできない。今夜は全て良い結果で終えることができたね」

アデサンヤは入場時のダンスを2月のUFC234で計画していたものの、そのときはUFCから許可が出なかったと明かしています。

しかし今回は自分がショーのメインであることから自分のやりたいようにやったことと語っています。

「それについては心配する必要はない。私はダンサーであり、エンターテイナーだ。何も心配する必要はないよ。水曜日にそれを思いついたんだ。本当は2月のシウバ戦でやろうとしたんだけど、UFCがやってはいけないと言っていた。残念だったね」

「今回の試合は私がメインイベントを務めるんだから私のショーだ。だから自分のやり方でやろうと思ったんだ。他に誰が殴られに行く前にこのようなステージをやろうとするだろうか。私が覚えているのは、ジェームス・テフナがメン・イン・ブラックのイントロでそれをやったことがあったと思う。あとはアンデウソン・シウバがマイケル・ジャクソンでそれをやっていたね」

「信じて欲しいんだが、もし私が歌うことができたら、ジャスティン・ビーバーですら仕事がないだろう。でもあなたたちは私が歌うのを聞きたいとは思っていないだろうね。これはスペクタクルなものであり、大きなスタジアムで開催されていることにみんな気づかなければならない。だから私はパフォーマンスをして盛り上げないといけないんだ。私のような選手は他に誰もいないだろうね」