インタビュー・コメント

ヴォルカノフスキー「回復するまでにNo.1候補を決めるべき」

先週末に開催されたUFCファイトナイトのメインイベントでは、ブライアン・オルテガが試合中に肩をケガしたことで、ヤイール・ロドリゲスが勝利しました。

この試合に勝てばタイトル挑戦が確実視されていたものの、予想外の結末からUFCのダナ・ホワイトは、ジョシュ・エメットとロドリゲスを戦わせることを示唆しています。

フェザー級チャンピオンのヴォルカノフスキーは手のケガで欠場中であることから、暫定タイトル戦になる可能性もあります。

ヴォルカノフスキーは『The MMA Hour』に出演し、No.1コンテンダーを決めるための暫定タイトル戦が行われることは全く問題ないと語りました。

「正直なところ、ケガをしている間そのアイデアは気にならないよ。No.1コンテンダーは明確に決まっていないだろう?2人ともふさわしいと思うから、戦わせてあげて欲しい。どちらもタイトルに挑戦できる状況にいる。彼らはみんなより先に挑戦するべきだと主張しているのだろうか?そうではないだろう。だからNo.1コンテンダーをかけて戦わせてあげればいい。もし暫定ベルトをかけて戦うのであればそれでいい。さっきも言ったが、アクティブにいたいというのはウソではない。彼らが戦って、数ヵ月後に俺が復帰したときに(防衛戦を)行うよ」

「来年早々にライト級タイトルマッチ、その後に暫定タイトル戦が行われれば理想的だ。もしそれが実現すればさらに大きな試合になるからね。そして明確なNo.1が誕生することになる。ジョシュ・エメットかロドリゲスのどちらが勝っても、みんなが認めるだろう。そして彼らがベルトをかけて戦った後、我々が戦うことになればまた大きな試合が行われることになる。だから正直言って、そのアイデアは気にならないよ」

防衛したばかりのヴォルカノフスキーですが、今暫定タイトルを作ることでチャンピオンベルトの価値が下落すると主張する人もいるものの、ヴォルカノフスキーはその考えを否定しています。

「いいや、なぜ俺のタイトルに水を差すのだろうか?全くそうは思わないね。彼らが真のチャンピオンだと主張する人がいるのだろうか?そんなことはないだろう。いずれにしても、みんなは俺が真のチャンピオンだとみなしているだろう。もし何らかの理由で彼らが注目を集めることになれば、次の試合はさらに大きなものになる。だからどちらにしてもチャンピオンマネーはもらえるし、ペイパービューももらえるから問題ないよ。彼らが試合を盛り上げてくれるのであれば、それはそれでかまわない。結局のところ、自分がチャンピオンだとわかっているし、みんなもそう思っているんだからね」

「連勝している選手もたくさんいるが、トップ選手を何人か出したらどうだろう。俺は良いヤツだし、わかっているよ。しかし同時にタイトルマッチにふさわしくない選手にも、タイトル挑戦権を与えなければならないということなのか?その結果どうなるんだ?誰も気にも留めなくなる。みんなが話題にするよう仕向けよう。10人に聞いてもみんな違う人を言うか、答えない状況だ。だからケガが回復するまでの間に、No.1コンテンダーを決めようじゃないか。10人に聞けば、みんな同じ答えが返ってくる。その試合に勝つのは誰なのか。それが俺にとって大きな意味を持つんだ」