UFCバンタム級チャンピオンのアルジャメイン・スターリングは、UFC280でTJディラショーに第2ラウンドTKOで勝利しました。
同じイベントではショーン・オマリーがピョートル・ヤンに勝利したことから、次のバンタム級タイトルの挑戦者になると思われましたが、元2階級チャンピオンのヘンリー・セフードが名乗りを上げました。
スターリングは『The MMA Hour』に出演し、セフードについて語っています。
「カメラがないところでの個人的なレベルならダナが好きだ。彼が実際に言っていることのいくつかは時々俺の範疇を超えているんだ。彼はオマリー対ヤンの勝者がNo.1コンテンダーを獲得するのは理にかなっているから当然だと公言していたね。試合後全てが一変し、そこにヘンリー・セフードが加わった。この男は2年以上戦っていないから完全に混乱してしまったんだ。トリプルチャンピオンになるために、彼にフェザー級のタイトル戦を与えることには反対しない。なぜなら俺は実力的に相応しいと思うからだ。俺は決して彼を嫌っているわけではない」
「だがその男はかつてフライ級で戦い、バンタム級で2回戦っただけなのに、復帰してすぐにタイトルマッチを受けることになるのか。だから今、彼にアルジャメイン・スターリングを倒せる最後の望みをかけているような気がするよ。 彼らはオリンピックのレスリングの物語を作ることを望んでいるんだ。ディビジョン1(ディラショー)では物足りなかったが、今度はオリンピックレスリングがディビジョン3(スターリング)を倒すのに十分な実力を発揮するかもしれないね。ただ一つだけ言えるのは、機会は平等に与えられているということだ。あらゆる人種の人が挑戦を受けられる。もしヘンリーなら、エクアドルのチト(マルロン・ベラ)なら、カラフルな髪のオマリーなら、さらにUFCは負けている選手にタイトル挑戦権を与えるのが好きだからヤンと再戦するなら、サンドヘイゲンに与えるなら、といった感じで選択肢はたくさんあるんだ」
「パフォーマンスという点で、もしネームバリューの面で最大の戦いになるとすればそれはオマリーだと思う。彼は俺がTJやヤンに対してやったこと、そしてトップ5やトップ10に入るような過去の対戦相手たちにやったことを見たんだと思う。UFC3戦目で世界ランキング6位の選手と戦って、それからはランキング外の選手とは戦っていない。それが俺の戦績を物語っているよ。バンタム級で最も多く勝っている選手たちは、負け続けている選手たちと戦っている。俺はそんなことしていない。近道もなければ援助もない。もしそれを尊重できないのなら試合を尊重しないことになる」
「ヘンリー・セフードとの試合はコアなファン以外誰も気にしていないような気がする。ドル箱といえばオマリーという感じだね。レガシーだったらピョートル・ヤンだ。魅力的な試合といえば、俺の運が良かっただけかもしれないが、素早く倒したコーリー・サンドヘイゲンだ。チトは変わっているな。我々が変な関係になる前は友好的だった。オマリー(対ヴェラ)戦のことを聞かれておかしな試合だったと言ったが、チトがキックを放ったから彼の勝ちだと言ったんだ。チトがそれを無礼と受け取って憤慨したように暴れだしたんだ。彼の反応を見てみると、両耳をふさいでとても防御的になり始めた。俺は世界のトップと戦うためにここにいる。もしチトが俺を倒すと思われているなら、俺は彼と全く同じことをすると思うよ。彼は(ディラショーより)少し柔術がうまいかもしれないし、腕が2本あるかもしれないが、俺が彼を倒せば誰もが認めるところだろうね」