選手との契約交渉となると、まずはお金の面が重要になってきます。
しかし実際の契約内容にはお金の面以外にも、ゲームの表紙を飾ること、旗を持ってケージに入ることを許可することなど、あらゆることが含まれるようです。
UFCのダナ・ホワイトはポッドキャスト『The Pat McAfee Show』で、契約内容について語りました。
「面白いのは世間一般にはいつもお金のことを考えているように見えるが、実際はもっと些細なことばかりなんだ。今これを撮影している人たちも、ここに座っている私のソーシャルメディア担当者も、みんなもっとお金が欲しいって考えているだろう。それが人の性というものだよ。でもコナーやジョン・ジョーンズのような人たちのレベルになると、小さな問題だよ。全てはその周りにある小さなことだね。土曜日の夜(UFC285)に、ジョン・ジョーンズは3年ぶりに仕事をした。だからお金は大事だけど、彼はお金持ちだ。それは些細なことだ。全てはその他のことだよ」
また最近ではジ・アルティメット・ファイターのシーズン31で、コナー・マクレガーとマイケル・チャンドラーがコーチとして出演することが発表されました。
しかしマクレガーが自ら選んだ選手たちをリアリティショーに参加させ、他の選手たちがその枠から外されたという問題が起こり、非難されました。
ホワイトはマクレガーの優遇措置を真っ向から否定し、その後UFCはショーに参加できなくなった人たちの面倒を見るようにしていると語りました。
「それはたいしたことじゃない。問題は我々をリーグと呼ぶなら、1人に与え始めたら850人に与えなければならない。なぜ彼にはこれができて自分にはできないんだろう?という話になる。私も時々そう思うよ。コナー・マクレガーがジ・アルティメット・ファイターの今シーズンのコーチを務めることになったのは、つい先日のことだ。そして彼は、『ああ、やるけどすぐにでもショーに出演させたい2人を連れてくる』と言っていた。そうすると当然ながらクソメディアが、それはフェアじゃない、あの人たちはどうなったんだと言い出すだろう。黙ってろよ。だから我々は出演していない選手たちの面倒も見るし、これはコナーが望んでいることだからそれに応えるんだ」
ホワイトはマクレガーとの契約交渉など、実際に一緒に仕事をするのが最も簡単な選手の1人であると賞賛しました。
「彼は素晴らしいパートナーだ。コナーは一緒に仕事をするのに適切なパートナーだよ。我々は一度も問題を起こしたことがない。誰も知らないところから、スポーツ界最大のスーパースターの一人になったことを考えるとよくわかる。我々が公の場で言い争っているのを見たことがないだろう。名声とお金を手に入れると、多くの場合、全てが台無しになってしまうんだ。我々の間ではそんなこと一度もなかったし、信頼し合っている。彼は良いビジネスマンだし、賢くて自分のやっていることがわかっているんだ」
ジ・アルティメット・ファイターは5月30日から放送され、8月上旬まで続く予定です。
その後にマクレガー対チャンドラーが行われる予定ですが、詳細についてはまだ決まっていないと語りました。
「まだ考えているところだよ。コナー戦については、まだやるべきことがたくさんある。彼らは戦う予定だけど、いつになるか、どの階級でやるかはまだ決まっていない。コナーはチャンドラーと一緒にジ・アルティメット・ファイターの今シーズンを撮影しているが、コナーはまだすねの骨折から回復していない。まだ多くの疑問や問題があって答えが出ていないんだ」