インタビュー・コメント

ベラル・ムハマッド「防衛戦はウスマンよりシャフカトがいい」

ベラル・ムハマッドは7月のUFC304でレオン・エドワーズに勝利して、ウェルター級王座を獲得しました。

まだ初防衛戦の相手は決定してませんが、ウェルター級ランキング2位で元王者のカマル・ウスマン、ランキング3位でキャリア18戦無敗のシャフカト・ラフモノフが候補になっています。

ムハマッドはケビン・イオレのインタビューで、現時点ではラフモノフとの対戦に興味があると語っています。

「今の俺にとっては、シャフカトの方がいいと思う。なぜなら彼の方がオーラがあるし、無敗の強さがあるからね。彼を倒した後は言い訳ができないだろう。ウスマンは3連敗中で年を取っていて衰えつつある。彼がまだハングリー精神があって、まだやれることを示すためには勝つことが必要だと思う。でも他の選手たちを見ると、シャフカトになると思うね。イアンは準備が出来ていないだろうし、JDM(ジャック・デラ・マダレナ)はまだケガをしていると思うから、シャフカトかウスマンのどちらかになると思う。この2人だったらシャフカトの方が理にかなっていると思うよ」

ムハマッドはウスマンに対しては、ウスマンが王者だったときに無視され続けたことに恨みを抱いています。

「おかしいね。特にウスマンとはね。ウスマンはチャンピオンだったとき、次はこいつだってみんなに呼びかけて戦っていたのに、俺の名前は出さなかった。当時俺は連勝の最長記録を持っていたのに、彼はまるで俺が存在しないかのように振る舞い続けたんだ。今は『こいつは何様のつもりだ?』って感じだよ。俺は彼のポッドキャストに出演し、言葉でも精神面でもスピリチュアル面も彼を打ちのめした。彼の顔を見ていると、自分がトップでないことを嫌がっているのがよくわかったよ。チャンピオンでないことが嫌だったんだ」

「彼のポッドキャストでも、俺は『トップに立つのは良い気分だ。みんなが俺を見上げている』と言った。彼は『私は君を見上げていないよ』って言っていたけどね。俺は『ランキングは、君が俺を見上げていることを物語っている』って伝えたよ。あいつらはまだ頭の中で考えていて、まだ信じられないんだ。でも良い気分だよ。俺は最初からトップ選手とやるのが相応しいって言い続けてきたのに、みんなが俺を無視し続けたし、俺には無理だって言い続けたんだからね。オッズメーカーは俺にチャンスを与えなかった。だから勝てないと言われた選手たちを倒したんだ。俺が勝てないと言われた選手たちを支配している今は気分がいい。なぜなら俺の言うことを聞かなければならなくなったからね」

ムハマッドは将来的にジョルジュ・サンピエールのようなウェルター級のGOATになりたいと語りました。

「今の自分にとって目標は常にベルトだった。いつもベルトを目標にしてきたんだ。次に追い求めたいものは何なのか?次は何か?今はGOATだ。ウェルター級のGOATになりたいんだ。GSPを追いかけたいし、マウント・ラシュモアに立つオーラを追い求めたい。だからウェルター級最高と言われる選手たちと肩を並べたいし、そのためにはタイトル防衛が必要だ。そのためには俺より上だと言っている、俺に勝つと言っている若い選手たちをたくさん倒す必要があるんだ。そしてみんなが間違っていることを証明し続ける。そうすることが何よりも好きなんだ」