UFCベガス107のメインイベントで、メイシー・バーバーが健康上の理由で直前に棄権した件が波紋を呼んでいる。6連勝中だったバーバーは、エリン・ブランチフィールドとのフライ級コンテンダー戦を控えていたが、試合直前に欠場が発表された。これに対し、ブランチフィールドは「再戦の予定はない」と断言し、「彼女は人生のあらゆる面で完全にダメな人間」と辛辣なコメントを残した。
この騒動について、元UFC王者カマル・ウスマンは自身のポッドキャストで見解を語った。ウスマンは「バーバーは計量で0.5ポンドオーバーし、落とし直しもしなかった。最初から良い流れではなかった」と指摘しつつ、実際にバーバーのトレーニングを見ており「彼女は本当にハードに練習していた」とフォロー。だが、バーバーは昨年7月にも健康問題で試合を棄権しており、今回が2度目の直前キャンセルとなった。
ウスマンは「試合直前の緊張やプレッシャーは想像以上。プロでも裏では神経と闘っている」と、自身の経験も交えてプロの過酷さを語った。バーバーが棄権した理由については詳細不明だが、ブランチフィールドには「発作を起こした」と伝えられていたという。ウスマンは「みんな緊張するが、それを乗り越えるのがプロ。今回の対応は良くなかったが、バーバーにはスポーツ心理士の助けを借りてでも復活してほしい」とエールを送った。さらに、「しかし、あれは印象が良くなかった」とも率直に述べている。
バーバーは「必ず原因を突き止めて戻ってくる」とコメントしており、再起に意欲を見せている。ここから這い上がるのが本当のファイターだ!バーバーの逆襲と、ブランチフィールドの今後の活躍に注目だ!