UFC 317を目前に控え、イリア・トプリアとアルマン・ツァルキヤンの間にピリピリとした緊張感が走っている。今大会のメインイベントでは、イリア・トプリアがチャールズ・オリベイラと空位のライト級王座をかけて激突。一方、アルマン・ツァルキヤンは公式バックアップファイターとしてスタンバイするが、トプリアは「それは彼にとって悪い決断だ」とバッサリ。ツァルキヤンがバックアップファイターを受けた理由が理解できないとし、「俺やチャールズ相手でも苦戦するし、俺と戦えばチャンスはゼロ。1ラウンド、数分で終わる」と自信満々に語った。
アルマン・ツァルキヤンは現在ライト級で4連勝中。UFC 300ではチャールズ・オリベイラにスプリット判定で勝利し、本来ならUFC 311でイスラム・マカチェフとタイトル戦を行う予定だった。しかし、減量トラブルで試合前日に辞退したため、ダナ・ホワイトから「もう一度挑戦権を勝ち取る必要がある」と言われている。イリア・トプリアも「すぐにチャンスは与えない。もう1勝してからだ」と主張。ジャスティン・ゲイジーやパディ・ピンブレットなど、他にも挑戦に値する選手がいるとし、ツァルキヤンには再び実力で這い上がることを求めている。
当然ながら、アルマン・ツァルキヤンも黙ってはいない。トプリアの発言に対し、同じジョージア出身のファイターとして強烈な警告を発している。
UFC 317は今週末、ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催。トプリアとツァルキヤンの因縁は、今後のライト級戦線をさらに熱くすること間違いなし!どちらが真の王者にふさわしいのか、ファンの期待は高まるばかりだ。次なる主役は誰だ――この激動のライト級戦線から目が離せない!