UFCミドル級ファイターのカイオ・ボハーリョが、8月16日(現地)開催のUFC 319メインイベントに、ドリカス・デュ・プレシス対カムザット・チマエフのバックアップとして急きょ帯同することが明らかになった。本来ボハーリョは、3週間後のUFCパリ大会でナッソーディン・イマボフとメインで激突する予定。それにもかかわらず、UFCからの要請を受けてシカゴに飛び、両者のどちらかにアクシデントがあった際は即出場できるよう計量まで行うという。
UFCは当初バックアップは不在と発表していたが、突然ボハーリョに声がかかったため、本人も「何か問題が起きているのでは」と推測。それが王者ドリカスなのか、挑戦者チマエフなのかは不明だが、ボハーリョは「論理的に考えれば欠場経験のあるチマエフの方が可能性は高い」とコメント。ただし最近は健康状態も良く、怪我もないという情報もあり、真相はわからないという。
さらにチマエフの減量面を懸念する声も。「写真で見たらすごく巨大だった。彼は時々減量に苦しむからね」と語りつつも、試合当日まで気を抜かない構えだ。3週間で2度の減量という過酷スケジュールにも「このベルトのためなら全てのリスクを取る」と覚悟を見せ、現在は通常よりも軽量で調整中だという。
夢は世界王者——そのためなら急な呼び出しも、地獄の減量も、すべて受け入れるボハーリョ。この決断がドラマを生むのか!? もし本当に代役出場となれば、一夜で歴史を変える可能性もある!戦う準備はすでに整っている。あとは“その瞬間”が訪れるだけだ!