ジョン・ジョーンズが、ダナ・ホワイトとUFCが進めている“ホワイトハウス大会”のうわさについて、ついに自身の言葉で心中を明かした。ホワイトハウス南庭での前代未聞のビッグイベント。その構想にファンが色めき立つ中、思わぬ形でジョンズが現役復活を示唆。だがUFCのCEO、ダナ・ホワイトはUFC319直後の会見で「ジョーンズがそのカードに出る確率は10億分の1」とバッサリ。それでもジョーンズはX(旧Twitter)で前向きな思いを投稿し、ファンや業界をざわつかせている。
ジョーンズは「確率は限りなく低いかもしれないが、自分はまだトレーニングを続けているし、ホワイトハウス大会への出場の夢を捨てていない。最終的なGOはダナの判断だが、彼自身もこの大会をすごく楽しみにしていたし、完全な『NO』を突きつけられたわけじゃない。こんな大きな目標があるからこそ、また突き進める。人生は思い通りにならないことも多いが、だからこそ挑む価値がある。そもそも自分がジョン“ボーンズ”ジョーンズになれたのも10億分の1の奇跡だ!」と熱いメッセージを投げかけた。
これまでジョーンズは2023年3月、UFC285でシリル・ガーヌを破ってヘビー級王者となり、UFC309ではスティーペ・ミオシッチを沈める快挙を達成。しかしファンが本当に望んだのは、1年間暫定王者として待ちわびたトム・アスピナルとの“本物の統一戦”だった。ジョーンズが6月に電撃引退し、ベルトはアスピナルの手に。そしてアスピナルはUFC321でガーヌに挑む初防衛戦へ進むが、彼自身「もうジョーンズとの対戦には興味がない」と語る状況にもなっている。
それでも“史上最強”との呼び声高い男の眼はまだ死んでいない。“奇跡を重ねてきた男”ジョン・ジョーンズがビッグステージで再び“伝説”を刻む日が来るのか。ホワイトハウスの聖地で“1 in a billion”の漢が暴れる姿、期待せずにはいられない!さあ、夢よ再び――ジョーンズの歴史は、まだこれからだ!