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ライニアー・デ・リダーのコーチが激白! UFCバンクーバーでの試合ストップについて語る「止めたのは正解だった!」

UFCバンクーバー大会でレイニアー・デ・リダーはブレンダン・アレンとメインイベントで対戦。第1ラウンドはデ・リダーが優勢に進めたが、2ラウンド目以降は徐々に失速し、アレンのグラウンド&パウンドやポジショニングによって厳しい展開となった。第4ラウンド終了時にはデ・リダーは極度の疲労でほとんど立ち上がれない状態に陥った。

彼のヘッドコーチであるハルン・オズカンは試合を止める決断を下し、その理由をSNSで説明。支えてくれたファンや関係者への感謝を述べるとともに、「第1ラウンドの良いスタートから、2ラウンド以降は被弾が増え流れを取り戻せなかった。判断は自分の責任であり、後悔はない」と語った。彼はコーチの役割としてファイターの健康を最優先に考えており、デ・リダーの状態を見て、無理に続けさせることが選手生命を縮めると判断したのだ。

MMAでは“タオル投入”による試合ストップは極めて稀だが、オズカンは「評価より選手の未来が大事。強さと無謀さは紙一重で、彼はまだ戦える。命あっての格闘技だ」と強調した。

この試合はデ・リダーのUFC初黒星であり、タイトル挑戦に向けた大きな挫折となった。もともと対戦予定だったアンソニー・ヘルナンデスがケガで欠場し、代役のアレンが挑戦相手に。試合後、デ・リダーはXで「ノロウイルスや拳の骨折など難しい状況だったが全力を尽くした。次はショーン・ストリックランドを目指す」と前向きなコメントを残した。

ダッチ・ナイトことレイニアー・デ・リダーは一度の敗北で諦める男ではない。二階級制覇の実績を持つ彼の再起は必ず実現するはずだ。アレンとデ・リダー、勝者も挑戦者も含めて、これからの戦いがますます期待される。火はまだ消えていない!次の戦いの舞台で再び本領を発揮するその日まで、ファンは熱く見守ろうではないか!