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「このクソコミッションどもは何をしてるんだ?」——マット・ブラウン、ダン・ミラグリオッタの失態と“処分なき誤審”に怒りの猛批判

UFCバンクーバー大会でのベテランレフェリー、ダン・ミラグリオッタの致命的なミスが波紋を広げている。試合終了間際にラウンドを止め、その直後に試合続行を宣言するといった混乱を招き、観客から大きな批判が集まったのだ。事件はカイル・ネルソンがマット・フレボラをグラウンド&パウンドで追い詰めた場面で起きた。フレボラのKOは明白に見えたため、ラウンド終了の3秒前にも関わらず試合をストップ。しかし、その後ミラグリオッタは「ストップではなく選手を分けただけ」と主張。だがリプレイで明らかになったのは試合はまだ続いており、観客のブーイングを買ってしまった。

この騒動に対し、UFCレジェンドのマット・ブラウンは厳しい言葉で規制委員会の監督体制に疑問を呈している。彼は「コミッションは何をしているのか?プロモーターの言いなりで、選手のために機能していない」と断言。そのうえで、「レフェリーやジャッジは選手のキャリアに直結する仕事だから厳しく検証されるべきだ」と主張した。ブラウンは過去の有名な誤審も引き合いに出し、「ミスは許されない。だが処分はほぼゼロ。それが現状だ」と苦言を呈した。

過去にはスティーブ・マザガッティがUFC CEOデイナ・ホワイトからの私的な嫌悪によって排除された例があるが、公式処分ではなかった。今回のミラグリオッタの問題も、こうした一連の問題の一環と捉えられている。

ミラグリオッタ自身は「ホーンが聞こえたため」と説明しているが、ブラウンは「それは逃げの言い訳」と辛辣だ。試合を落とす側には報酬減、記録への傷、次戦への不利など大きな損失がある一方で、審判は責任を問われにくい現状に「バランスの悪さ」を感じている。公平な競技環境を維持するために、レフェリーやジャッジにももっと厳しい責任追及が必要だとする声は多い。

この事件は、ファイターの人生を左右する審判の責任について改めて考えさせられる問題だ。ミスは誰にでもあるが、今後は公平かつ厳格な判断のもとで勝敗が決まることを願いたい。選手たちは命を懸けてリングに上がっている。彼らの努力や覚悟に報いるためにも、審判や規制当局は責任を持って公平な環境作りに取り組むべきだ。

ファイター、ファン、そして格闘技全体のために。これからも正義と真実のための戦いは続く!ミラグリオッタのミスを糧に、より良いマッチメイキングとジャッジメントの未来を築こうではないか!