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ショーン・ストリックランドが激怒! 「カイオ・ボハーリョは“UFC 319”用の減量で役立たずだった」

UFCパリ大会のメインイベント、ナッソージン・イマボフ対カイオ・ボハーリョ戦をめぐり、元ミドル級王者ショーン・ストリックランドがボハーリョ敗戦の裏側について持論を展開した。ストリックランドは自身と親しいボハーリョがベストの状態ではなかったとし、その理由を「短期間に2度の減量を強いられたこと」だと断言。というのも、ボハーリョは本戦と並行して、UFC319カムザット・チマエフ対ドリカス・デュ・プレシのバックアップ要員としても待機していたため、計量2回・ピーク調整が相当に難しくなったという。

ストリックランドは「カイオは友達だけど、本当バカだ。どうした?と聞くと『リザーブだから減量中なんだ』と。次の試合に向けた4週間のキャンプを2度の減量で無駄にしてしまった。こんなアドバイスをした人は殴りたいくらいだ!」とSNSで本音炸裂。さらに「士気を落とさないよう何も言わなかったけど、明らかに本来のボハーリョの姿じゃなかった。2度の減量で4週間の練習が消えたも同然だ」と悔しさを語った。

実際、ボハーリョはUFCデビュー以来7戦無敗だったが、今回は手数・ヒット数ともイマボフに圧倒され、判定0-3(50-45, 49-46, 49-46)の完敗。イマボフは5連勝(ノーコンテスト1試合含む)で一気にタイトル戦線に浮上し、次なる中量級挑戦者候補として存在感を強めている。現時点でタイトルマッチの行方は未定だが、10月18日のバンクーバー大会でのレイナー・デ・リダー対アンソニー・ヘルナンデス戦の結果も注目されている。

減量地獄→練習不足→敗戦…格闘技の現実はまさに過酷だ!だがカイオ・ボハーリョもこれで終わりじゃない。ストリックランドも彼の才能には太鼓判を押しており、ここからの逆襲に期待する声多数!次なる舞台で真の実力を見せてくれるはずだ。敗者のまま終わるな、ボハーリョ!試練を乗り越え、また必ず戻ってこい!