UFCバンクーバー大会で、カナダのベテランファイター、アイマン・ザハビが19日に行われたバンタム級戦でエクアドルの強豪マルロン・ヴェラと対戦し、スプリット判定で接戦を制した。ザハビはこれでキャリア最多タイの7連勝を達成したが、試合中に前腕を骨折していたことを初めて明かした。
試合は第2ラウンドに入った時点でザハビに前腕の激痛が走ったものの、彼は誰にも気づかれないよう平常心を保ち続行。倒される場面もあったが、ダウンを奪い返して最終ラウンドまで持ちこたえた。判定では第3ラウンドは全ジャッジがザハビに票を入れ、第2ラウンドは全員ヴェラ支持、第1ラウンドの評価が割れたためスプリット判定となった。
ザハビはインタビューで「多くの人が僕を過小評価していたが、今は誰も否定できないだろう。3ラウンド目にはギアを上げて圧倒したし、打撃数でもヴェラを上回った。ハートがあるからこそ、この連勝を飾れている」と自信を見せる。試合後にはモントリオールの専門施設で診察を受け、その日のうちに骨折の手術を決断したことも明かした。
回復見込みは前向きで、ザハビは元王者ショーン・オマリーとの大型対決を熱望している。オマリーに勝てば、現王者メラブ・ドバリシビリへのタイトル挑戦も視野に入ってくる。
リンクでの激闘の裏での苦難と闘志、そして未来への明確なビジョン。アイマン・ザハビの挑戦はまだ始まったばかりだ！手術を乗り越え、新たなステージでの彼の戦いに期待しよう！猛者たちがひしめくバンタム級のリングは、これからも目が離せない！