2026年6月14日に開催予定のUFCホワイトハウス大会。
大会開催まで1週間を切ったが、このタイミングでまさかの訴訟問題が浮上した。
MMA Fightingが6月7日に入手したプレスリリースによると、退役空軍軍曹でベトナム戦争の退役軍人であるポール・ロマーノ氏と、長年にわたり市民活動家・組織者として活動してきたスーザン・ダグラス氏が、ワシントンの景観や歴史的空間を守るため、訴訟を起こしたという。
訴状では、UFCホワイトハウス大会について、
「連邦法に違反し、ホワイトハウス南芝生(サウスローン)とリンカーン記念堂を営利目的の民間スポーツプロモーターに引き渡す腐敗した計画」
であると批判している。
また、原告側の弁護士であるサミュエル・T・ウォード=パッカード氏は、次のように主張した。
「このイベントはトランプ大統領が発案し、トランプ氏の親しい盟友であるUFC CEOのダナ・ホワイト氏が企画したものであり、両者に経済的利益をもたらすだろう。」
さらに訴訟では、トランプ大統領とUFCの親会社であるTKOグループとの関係についても問題視されている。
原告側は、「トランプ氏は今春、TKOグループの株式を最大5万ドル分購入した。またUFCはVIPパッケージを1席150万ドルで販売している。」と指摘し、利益相反の可能性を主張している。
また、大会前日の計量イベントがリンカーン記念堂で予定されていることについても批判が向けられている。
原告であるポール・ロマーノ氏とスーザン・ダグラス氏は、一時的な差し止め命令の申請手続きも進めており、これが認められた場合、裁判所が事実関係を審理する間、大会が一時的に中止される可能性もあるという。
一方でホワイトハウス側は、この訴訟について「根拠のない妨害行為だ」と反論しており、大会開催に向けた準備も引き続き進められている。
果たして、歴史的イベントとなるはずだったUFCホワイトハウス大会は無事開催されるのか。
それとも開幕直前で法廷闘争により中止へ追い込まれるのか。
世界中の格闘技ファンが、その行方を見守っている。
