6月8日にシカゴで開催されるUFC238は、すでにタイトルマッチが2つ決定しています。(セフード対モラエス、シェフチェンコ対アイ)
さらに先日このイベントに、ドナルド・セラーニ対トニー・ファーガソンの試合も加わることになりました。
セラーニにとっては今月行われたUFCファイトナイトでアイアキンタに勝利してからそれほど経っていないにもかかわらず、すぐに試合が決定したことになります。
試合を終えたばかりのセラーニはUFCからオファーがあったものの、そのときはメキシコで休暇を取っていました。
しかもオファーがあったにもかかわらず、すぐに対戦相手が明らかにされなかったことから少し不満だったようです。
『MMA Junkie』のインタビューで次のように語っています。
「UFCが私に連絡をしてきて戦えるかどうかと尋ねてきたんだ。だからイエスと答えた。それからトニーが試合に同意するのに2、3日かかったんだ。本当に私を怒らせたよ。なぜならUFCは私に連絡してきてオファーしたのに、中途半端なまま放置していたんだからね」
「私は休暇中だったんだ。だからダナ(ホワイト)には、私はビールを飲んでワカモレ(メキシコ料理)を食べてもいいのか?それとも私をビーチで走らせたいのか?って感じだったよ。なぜならこの間私は何が起こっているのか全くわからなかったからね。トニーは答えを出すのに長い時間をかけていたんだ」
セラーニはファーガソンの実力を認めたうえで、今回の試合は彼にとってリスクしかないと考えています。
「私は彼がタイトルマッチ以外の試合を再び戦う必要があるとは思わなかった。彼はタイトル挑戦に値すると思うから、私のような誰かと戦うことは非常にリスクだ。なぜ彼はタイトル挑戦権を失うリスクを冒したいのだろうか。しかもキラーとの戦いだ。でも私は勝利を与えることはしないよ。それが私との違いだ。私は誰とでも戦うつもりだよ。とにかく彼ら全員を倒す必要があるからね」
「トニーがこんなに短い準備期間で戦うことにしたのは驚きだよ。彼が医療費を支払うために多額のお金が必要なのかどうかはわからない。どっちでもいいことだ。私には関係ないのだからね」
UFC238はすでに2つのタイトルマッチが決定しているにもかかわらず、セラーニ対ファーガソンはこのイベントで行われることになりました。
セラーニによると、このカードが加わったのは、UFCはまだラインナップが不十分だと考えていたからだということです。
「彼らはペイパービューを販売するために、シカゴ(UFC238)にカードを加える必要があったんだ」
この試合の勝者は、今後行われる予定のヌルマゴメドフ対ポイエーによるタイトル統一戦の勝者に挑戦する可能性が高いです。
セラーニはもしファーガソンに勝てば、タイトル挑戦以外何も期待していないと語ります。
「UFCがもはやそれを言う必要はないと思う。なぜならそうなるからだ。他には誰もいないからね。私がトニーを破るということは、タイトル挑戦権が手に入るということだ。列には他に誰も並んでいないよ」