UFC237でローズ・ナマユナスに勝利して女子ストロー級チャンピオンとなったジェシカ・アンドラージは、すでに次の防衛戦が決定しています。
対戦するのはストロー級ランキング6位のジャン・ウェイリーです。
しかしいきなりランキング6位のファイターが、上位選手を飛ばしてタイトルに挑戦することはあまりないことですが、ホワイトは最近行われた記者会見でその理由について説明しました。
ランキング上位選手は戦えないことから、順番的にウェイリーになったようです。
「この試合が組まれれば、人々が実際にみたいと思うだろう。ジャン・ウェイリーは19連勝をしており、アンドラージはチャンピオンシップを見事に勝ち取った。これが起きた過程を見てみると、私たちはローズ(ナマユナス)に試合のオファーを行ったが、彼女は試合をする準備が出来ていなかった。次に列にいたのはタチアナ(スアレス)だ。彼女は前回の試合に向けたトレーニングで首を負傷したと言っていた。ニーナ(アンサロフ)は、3位にランクインしているが、前回敗れている。それならヨアナ(イェンジェイチック)になるが、彼女は今休みを取っている。秋まで戦うつもりはないようだ。するとクラウディア(ガデーリャ)に権利が渡るが、5位にランクインしているものの、(UFC239で)ランダ・マルコスと戦う予定になっている」
ホワイトはランキングを順番に確認していた結果、ジャン・ウェイリーがタイトル挑戦となったことを主張しました。
そのためUFCはアンドラージとのチャンピオンシップを中国での開催に方向転換したということです。
「だから6位(ウェイリー)が順番になる。(今週上海にオープンした)パフォーマンスインスティテュートの開設と一緒に上手くいくだろうし、全てはばっちりだったがそれは運命だったんだ。これは適切な場所で適切なタイミングで組まれた試合だよ」
ホワイトはまた、昨年ウェイリーがUFCにやってきたにもかかわらず、すぐにタイトル挑戦できた理由についても語っています。
これまで連勝中だったウェイリーに対しては、ずっとマッチメイカーが苦労してきたようです。
「誰も彼女と戦うことを望まないんだ。私たちは全ての選手に彼女との試合をオファーしたよ。彼女も、いつ戦えるようになるの?と言い続けていた。誰も彼女と戦いたくはないんだ。私たちがアンドラージに声をかけたら、彼女は絶対に中国で戦うって言ってくれた。あの話をしていたときは鳥肌が立ったが、それはこの試合がどれほどヤバいのかってことだ。どちらの選手も素晴らしいからね」
なおアンドラージ対ウェイリーが行われるUFCファイトナイトは、8月31日に中国で開催されます。