UFC239でベン・アスクレンにわずか5秒でノックアウト勝ちしたホルヘ・マスヴィダルは、コナー・マクレガーとの試合を望んでいます。
しかしUFCのダナ・ホワイトは、マクレガー対マスヴィダルの試合は実現するべきではないと考えているようです。
ホワイトは『TMZ Sports』のインタビューで、マクレガーが戦うべきではない理由について過去にネイト・ディアスと2回戦ったことを引き合いに出して次のように語っています。
「マスヴィダルはコナーには大きすぎる。だからマクレガーはウェルター級で戦うべきではないね。私は彼が過去にやったのはイヤだったんだ。彼が一度だけでなく二度やったこともイヤだったね」
「コナーがいなくても、マスヴィダルにとってはこの階級に多くの対戦相手がいる。彼はコナーには大きすぎる。コナーは170ポンドで戦う勇敢さは持っているが、そこには所属していない。だからその試合は実現しないんだ」
ホワイトはマクレガーの復帰について今年か来年初めを考えているものの、対戦相手は必ずしもチャンピオンになるとは限らないとしています。
「彼は今年中か来年初めのどちらかに復帰すると思うよ。9月の試合(UFC242)でどうなるかわかるだろう。彼はヌルマゴメドフ対ポイエーの勝者と対戦するか?ノーだ。しかしその試合に勝った選手なら誰であっても、多くのことを揺り動かすことはできるけどね」
ホワイトはまたフライ級&バンタム級チャンピオンのヘンリー・セフードについても語っています。
バンタム級タイトルを獲得したばかりのセフードは、次にフライ級に戻って防衛戦を行うべきだとホワイトは考えています。
「ジョー(ベナビデス)に注目しなければならない。バンタム級についてはわからないが、彼はそのタイトルを次に防衛するべきだ。彼はまず125ポンドで防衛戦を行い、その後私たちはバンタム級で次に対戦する選手を決めることになる。セフードが両方のタイトルを守る意思がある限り、彼はそれができる選手だと思っているよ」
先週末に行われたUFCサクラメントでは、ユライア・フェイバーがリッキー・サイモンに対してわずか46秒で勝利を収めました。
その後フェイバーはバンタム級タイトルを持ったセフードに対して対戦を呼びかけました。
ホワイトはフェイバーの勝利を称えつつも、セフードとのタイトル戦についてはまだわからないと語っています。
「彼は調子が良さそうだったね。誰を倒したのかではなく、どのように倒したのかを考えれば、彼のホームタウンで素晴らしく思えたよ。彼は確かに良さそうだったが、どうなるかはわからない。セフードはケガをしているから、次にどうなるかは待つ必要がある。誰であっても元気になって復帰するまではどんな試合を組めるかはわからないからね。だからヘンリー・セフードが復帰したときにどうなるか見てみよう」
なおセフードは現在肩の手術のリハビリを行っており、2019年には試合ができず、復帰は2020年初め頃だと推測されています。