週末にマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたUFC244のメインイベントでは、BMFタイトルをかけてホルヘ・マスヴィダルとネイト・ディアスが対戦しました。
試合は第3ラウンド終了時、ディアスが目元を深くカットしたことによりドクターストップとなり、ディアスがBMFタイトルを獲得しました。
試合後にダナ・ホワイトが『ESPN』のショーに登場し、ディアスの試合が止められた原因となったカットについて語っています。
「大きなカットはいつも問題になる。最初試合が止められたとき、私はやろうよって感じだった。君たちはタイソン・フューリーの試合を止めなかったのにってね。でもそれは別のコミッションだった。しかし私は基本的にカットのために試合は止められないとは言っているよ」
タイソン・フューリーと今回のネイト・ディアスによるカットの比較写真があります。
Tyson Fury went 12 rounds with these cuts. Needed 47 stitches. Were Nathan Diaz’s worse? (? @MarkKriegel, Getty) pic.twitter.com/I60Na9eRTa
— Ariel Helwani (@arielhelwani) 2019年11月3日
試合が止められたことに不満もあったホワイトでしたが、イベントが終了してバックステージでディアスと話をしたとき、近くで見ると深刻なものだったと理解したようです。
「私は戻ってネイト・ディアスと話をしたとき、彼の顔を見ると眉がひっくり返っていた。そして彼にはそのすぐ下に別のカットもあった。試合はおそらく止められるべきだったね。ネイト・ディアスは試合を続けたがっていたのか?イエスだ。だから私たちはネイト・ディアスのことが大好きなんだ。でも彼はおそらくそうするべきではなかったね」
ホワイトはドクターがファイターの健康状態に関して最もよく理解していると語っています。
「ドクターはファイターの健康を危険にさらすカットを見たときにわかったんだと思う。つまりネイト・ディアスは絶対にあの目からははっきりと見ることができなかったんだ。彼は血を拭き取ろうとし続けた。しかし私は血があふれ出てくるのを見たんだ。私たちにとっては突っ張るのは簡単だよ。私はオクタゴンでイスに座っているだけだし、他のみんなも家やスタンドで観ている。ネイト・ディアスは目の上や下が大きく裂けていた。おそらく止めるべきだったね」
またホワイトは、マスヴィダルとディアスの再戦をすぐに行うことは否定しています。
「ノーだ。すぐやることには興味がない。今夜何回か質問を受けたんだ。もしディアスがその後にも登場して試合が続けられた場合、彼らはそれを止めただろうか?ってね。しかしそうではなかった。カットで試合が止められ、マスヴィダルはとても支配しているように見えた。それに彼は元気そうだったからね」
「彼は年間を通して元気そうだったし、1年間素晴らしい試合しかしなかった。もし誰かをザ・ファイター・オブ・2019を選ぶなら、間違いなく彼だね。彼にはいくつかの大きな選択肢がある。私が思うに、彼にはたくさんの選択肢があるだろう。今後どうなるかはそのうちわかるだろうね」