インタビュー・コメント

コルビー・コビントン「みんなホワイトを信じすぎている」

12月にラスベガスで開催されるUFC245では、カマル・ウスマン対コルビー・コビントンによるウェルター級チャンピオンシップが決定しています。

ようやく決定した試合ですが、これまでUFCのダナ・ホワイトとコルビー・コビントンの関係性が良くないと言われていました。

11月初旬の記者会見にコビントンが出席したとき、久しぶりにダナ・ホワイトと話したと言いますが、あくまでも表面上の会話だけだったようです。

コビントンは『MMA Fighting』のインタビューで次のように語りました。

「彼とは全く話をしていないよ。私が彼と話したのは、記者会見直前にステージに上がる前だった。私が“ダナ、調子はどう?”って言ったら、彼は私を少し恐れていた感じだったね。彼も“元気かい?”って言っていたが、私はそれで満足だった。基本的にそれだけだったね。彼はステージに上がって、私たちは記者会見を行ったんだ」

「私たちがお互いに話した唯一の言葉だった。彼に対して褒め言葉は何もないし、彼が私に対して今までそうしてきたこともわかっているよ」

当初ウスマン対コビントンはUFC244で行われる予定でしたが、最終的に交渉がまとまらずに翌月へ持ち越しとなりました。

その理由についてホワイトは、あくまでもコビントンが試合をしたがらなかったことが原因だったと語りました。

「物事が進まなかった。彼が断ったのはこれで2回目だ。彼はダラス(UFC228)でも戦うはずだった。私たちは、君がウスマンと戦いたくないのなら、タイロン・ウッドリーとやらせてあげると言ったんだ。でも彼はタイロン・ウッドリーも断った。戦いたいのか、そうしたくないのかはっきりするべきだ。コルビー・コビントンは戦う準備ができたら私たちに知らせてくれるだろう」

このホワイトの発言に対してコビントンは、ファンがホワイトの発言を全て信じすぎており、自分の発言が正しいと主張しています。

「みんな彼が言うことの全てを信じてしまう状況にあるのは残念なことだし、彼らは非常にだまされやすいね。彼らは読んだものを信じているだけで、見たものは信じないんだ。彼は私のせいにしたがっているが、マーティ・フェイクニュースマン(ウスマン)はどうなのか?彼は試合を受け入れなかったんだ。彼は私と戦わないのだろう。彼はホルヘ・マスヴィダルともレオン・スコット(エドワーズ)とも戦わなかった。彼は誰とも戦わないのだろうね」

コビントンはホワイトとの関係を修復しようとしておらず、今後も本音しか話さないつもりであると語っています。

「彼はいつもメディアの前で私についてウソをつき、偽りのストーリーを作っているんだ。私はありのままを言うことを恐れていない。私が残酷なまでに正直かどうかにかかわらず、みんな私がどれだけ真実であるかを認識するべきだ。そして私がインタビューで話すときには、いつも真実を話していることをみんな理解するべきなんだ」